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注文住宅の家づくりの流れ|4つのフェーズと全体スケジュールを施主が解説

注文住宅の家づくりの流れを4つのフェーズで解説する記事のアイキャッチ画像 家づくりの始め方
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注文住宅の家づくりには、一般的に約1年〜1年半の期間が必要です。ハウスメーカー選びや土地探しに時間がかかると、2年以上になることも珍しくありません。

我が家は一条工務店のグランスマートで建て替えましたが、下調べ開始から着手承諾まで約7ヶ月、引渡しまで含めても約14ヶ月で完了しました。この記事では、一般的な家づくりの流れを4つのフェーズに分けて解説しつつ、我が家の実際のスケジュールも公開します。

✅ この記事の結論
家づくりは「準備期 → 選定期 → 打ち合わせ期 → 建築・工事期」の4段階で進む。一般的な期間は合計9ヶ月〜1年半だが、建て替え(土地あり)の場合は選定期が短縮できる。我が家は下調べ開始からわずか3週間で仮契約、約6ヶ月半で着手承諾まで進みました。流れを事前に知っておくと、スピーディーかつ後悔なく進められます。

この記事の内容

  1. 全体スケジュール一覧
  2. 準備期(1〜3ヶ月):情報収集・予算決め
  3. 選定期(1〜3ヶ月):施工会社・土地の選定
  4. 打ち合わせ期(3〜6ヶ月):間取り・設備の決定
  5. 建築・工事期(4〜6ヶ月):着工から引渡しまで
  6. 我が家の実際のスケジュール
  7. スムーズに進めるための5つのコツ
  8. まとめ

家づくりの流れ|全体スケジュール一覧

まずは全体像を把握しましょう。家づくりは大きく4つのフェーズに分かれます。

フェーズ一般的な目安やること
準備期約1〜3ヶ月情報収集・資料請求・予算決め・暮らしのイメージ
選定期約1〜3ヶ月展示場見学・施工会社選定・土地探し・住宅ローン事前審査
打ち合わせ期約3〜6ヶ月間取り・設備・仕様の決定・契約・ローン本審査
建築・工事期約4〜6ヶ月着工・上棟・内装外構工事・引渡し

合計で約9ヶ月〜1年半が標準的な期間です。土地探しに時間がかかる場合や打ち合わせが長引く場合はさらに伸びることもあります。逆に建て替え(土地あり)の場合は、選定期が短くなりスムーズに進むことが多いです。

【準備期】約1〜3ヶ月|情報収集・予算決め

家づくりに興味を持ち始めたら、まずは情報収集からスタートです。この段階での準備が、後のすべてのフェーズに影響します。

資料請求・カタログ集め

ハウスメーカーや工務店の情報を集めるなら、カタログの資料請求がおすすめです。一括で請求できるサイトを使えば、条件に合った会社を効率よく比較できます。カタログに目を通して気になった会社に問い合わせをしたり、見学予約をしたりして情報を集めていきましょう。

ある程度好みがはっきりしてきたら、似た傾向のあるハウスメーカー同士で比較するのが効率的です。

💡 紹介制度は資料請求・展示場来場より先に確認を
ハウスメーカーによっては、既存の施主からの紹介で来場すると特典がもらえる「紹介制度」があります。展示場に行った後では適用できないケースが多いため、資料請求や来場の前に紹介制度の有無を確認しておきましょう。周りにハウスメーカーで建てた人がいれば、相談してみてください。
一条工務店の紹介制度ガイド
住宅展示場へ行く前にやるべきこと7選

暮らしをイメージする

自分たちの理想の暮らしを大まかにイメージしてみましょう。間取りを考えるときも、「どんな暮らしをしたいか」から逆算すると具体的な形が見えてきます。

たとえば「共働きで家事は分担したい」「趣味のスペースが欲しい」「洗濯動線を短くしたい」など、具体的な日常のイメージを書き出してみましょう。SNSやブログを参考にするのもおすすめです。夫婦や家族で話し合いながらイメージを共有しておくと、後の打ち合わせがスムーズになります。

予算の決定

情報収集と並行して、住宅にかける予算を決めましょう。予算を決めるときは「いくら借りられるか」だけでなく、「無理なく返せるか」を考えることが大切です。年収をもとにした借入可能額と、ライフスタイルを踏まえた月々の返済可能額の両面から検討しましょう。

【選定期】約1〜3ヶ月|施工会社・土地の選定

準備期で方向性が固まったら、実際に展示場を見学して施工会社を絞り込んでいきます。

展示場見学・施工会社の選定

気になったハウスメーカーの展示場を見学しましょう。見学のポイントは、3〜5社程度に候補を絞って比較することです。多すぎると比較しきれず、少なすぎると相場感がつかめません。

我が家の場合は、5月末から下調べを始めて6月6日にアイ工務店とタマホーム、6月8日にヤマト住建、9日に地元工務店、15日に一条工務店と、約2週間で5社を見学しました。その他、積水ハウスやパナソニックホームなど、展示場でいくつかのハウスメーカーと見学・打ち合わせています。少し見て回りすぎたかもしれませんが、6月23日には一条工務店に決定・仮契約。下調べ開始からわずか3週間でのスピード決定でした。

ここまで早く決められたのは、事前の下調べで「断熱性能を最優先」という軸を決めていたこと、子供が小学校に入る頃に家を建てたいというタイムリミットがあったことが大きいです。何を最優先にするかを決めておくと、候補を絞りやすくなります。

土地の選定

土地を持っていない場合は、施工会社選びと並行して土地探しを進めます。ハウスメーカーの営業担当が土地探しを手伝ってくれることも多いので、相談してみましょう。

我が家のように建て替えで土地がある場合は、このステップは不要です。土地探しが不要な分、全体のスケジュールを大幅に短縮できます。

住宅ローンの事前審査

施工会社がある程度絞れたら、住宅ローンの事前審査に進みましょう。事前審査では、自分がいくらまで借りられるかを確認できます。複数の金融機関で比較して、金利タイプ(変動・固定)や返済期間、団信の内容を検討してください。

プラン作成と見積もり

候補の施工会社に間取りプランと見積もりを依頼します。同じ条件(延床面積・要望)で複数社に依頼すると、価格やプランの比較がしやすくなります。

見積もりを比較するときは、本体価格だけでなく付帯工事費・諸費用・オプション費用を含めた総額で比較しましょう。本体価格が安くても、付帯工事やオプションで結局同じ金額になるケースは珍しくありません。

【打ち合わせ期】約3〜6ヶ月|間取り・設備の決定

施工会社を決定し仮契約(申込金の支払い)をしたら、本格的な設計打ち合わせが始まります。家づくりで最も楽しく、最も大変な期間です。

設計打ち合わせ

設計士と一緒に間取り、収納、設備、配線(コンセントの位置)、窓の位置と大きさなどを決めていきます。一条工務店グランスマートの場合は約6回程度の打ち合わせで間取りを確定させるのが一般的です。

我が家はアイスマイルで検討を始めましたが、打ち合わせ1回目でグランスマートに商品を変更。僅かな期間の間に営業担当と連絡を取り合って、アイスマイル → アイスマイルプラス → アイスマート → グランスマートと計4回の商品変更を経て、最終的にグランスマートで着手承諾しました。商品変更は仮契約後でも可能ですが、2×6構法と軸組構法の間の変更はできないため、構法の選択は最初に決めておくのがおすすめです。

ショールーム見学・設備選定

キッチン・バスルーム・トイレなどの設備は、LIXILやTOTOなどのショールームで実物を確認してから決めるのがおすすめです。カタログの写真だけでは大きさや質感がわかりにくいため、実物を見て触って判断しましょう。

外構(庭・駐車場・フェンス)、カーテン、照明などの予算もこの時期に調整します。これらは本体工事とは別の費用になるため、忘れずに予算に組み込んでおきましょう。

なお、我が家の場合、外構は取り掛かりが遅く、気にいる業者がなかなか見つからずに難航しました。その理由は元々あった果樹園や建物を活かしたかったことで、それらの活用に後ろ向きな業者や活かせていないと感じる業者が多かったのが理由です。結果的に引き渡し直前から外構の打ち合わせを始めたので、外構の完成はとても遅くなってしまいました。

着手承諾・住宅ローン本審査

間取りと設備が確定したら、一条工務店の場合は「着手承諾」という形で最終決定をします。着手承諾後の変更は原則できないため、十分に納得してからサインしましょう。同時に住宅ローンの本審査を申し込みます。

一般的なハウスメーカーでは「建築請負契約」という名称で、仕組みは基本的に同じです。契約書の内容(工事金額・工期・仕様・保証内容)をしっかり確認することが大切です。

我が家は住宅ローンも難航しました。審査自体は満額回答でしたが、大手銀行もネット銀行も施工範囲だけでなく隣接建物や隣接土地まで担保に入れてほしいと要望したためです。玄関ドアを開いたときに隣接土地の境界線に2cmほど引っかかるというのが理由でした。今回の建築範囲を超えますし、今回のローン金額の3~4倍の金額を担保することになるのは納得がいきませんでした。この点は一条工務店の営業担当も同様に納得がいかないということで親身になってくださり、結果的に良い地方銀行を見つけ出してきてくれました(結果的に一条工務店の提携銀行でした)。その地方銀行にお世話になっています。

【建築・工事期】約4〜6ヶ月|着工から引渡しまで

いよいよ工事がスタートします。着工から引渡しまでは一般的に4〜6ヶ月です。

着工〜上棟〜仕上げ

工事は大きく「基礎工事 → 上棟(建て方)→ 内装・外装工事 → 仕上げ」の流れで進みます。上棟は着工から約1ヶ月で行われ、家の骨格が一気に組み上がります。その後、電気・水道・ガスなどの設備工事、内装仕上げ、外構工事と進んでいきます。

建て替えの場合は、着工前に既存建物の解体工事と仮住まいへの引越しが必要です。仮住まいの手配は早めに動いておきましょう。

完了検査・引渡し

工事が完了したら、建築基準法に基づく完了検査を受けます。検査に合格したら、施工会社の立会いのもと最終確認を行い、鍵の引渡しとなります。引渡しまでに家具・家電の購入や引越しの手配を済ませておきましょう。

我が家の実際のスケジュール

参考までに、我が家の実際のタイムラインを公開します。一条工務店グランスマートでの建て替えのケースです。

時期出来事フェーズ
5月末下調べ開始(ネット検索・情報収集)準備期
6月6日アイ工務店・タマホーム見学選定期
6月8日ヤマト住建見学選定期
6月9日地元工務店見学選定期
6月15日一条工務店見学(アイスマイルで検討開始)選定期
6月23日一条工務店に決定・仮契約選定期
7月上旬グランスマートに商品変更を決断打ち合わせ期
9月中旬住まいの体験会に参加打ち合わせ期
1月上旬最終見積確定打ち合わせ期
1月中旬着手承諾打ち合わせ期
3月上旬解体工事建築・工事期
5月下旬上棟建築・工事期
8月上旬引渡し建築・工事期

📝 我が家のスケジュールのポイント
・準備期+選定期:約1ヶ月(一般的には2〜6ヶ月)
・打ち合わせ期:約7ヶ月(一般的には3〜6ヶ月)
・建築・工事期:約5ヶ月(一般的には4〜6ヶ月)
・合計:約14ヶ月(下調べ〜引渡し)

選定期は圧倒的に短く、打ち合わせ期はやや長めです。打ち合わせ期間中に商品を4回変更しているため、その分は長くなっています。ただし、じっくり検討できたおかげで後悔はありません。

スムーズに進めるための5つのコツ

①「何を最優先にするか」を最初に決める
我が家は「断熱性能最優先」と決めていたため、展示場見学でブレずに判断できました。デザイン重視なのか、価格重視なのか、性能重視なのか。軸を1つ決めておくだけで、施工会社選びのスピードと精度が上がります。

②紹介制度は展示場に行く前に確認
一条工務店をはじめ、多くのハウスメーカーでは紹介制度を設けています。展示場に来場した後では適用できないことが多いため、見学予約の前に確認しましょう。数万円〜数十万円の差が出ます。

③相見積もりは必ず取る
最終的に1社に決めるとしても、複数社の見積もりを比較することで価格の妥当性がわかります。「本体価格+付帯工事費+オプション+諸費用」の総額で比較するのがポイントです。

④打ち合わせ前に希望をリスト化する
設計打ち合わせでは毎回多くのことを決める必要があります。事前に「譲れないこと」「できれば叶えたいこと」「予算次第で諦められること」の3段階で希望を整理しておくと、限られた回数の打ち合わせを有効に使えます。

⑤商品変更は早めの決断を
我が家はアイスマイルからグランスマートまで4回商品を変更しましたが、仮契約後の早い段階で変更したためスケジュールへの影響は最小限でした。迷いがある場合は早めに上位商品の見積もりも取っておくと安心です。

まとめ

家づくりは「準備期 → 選定期 → 打ち合わせ期 → 建築・工事期」の4つのフェーズで進みます。一般的な期間は合計9ヶ月〜1年半です。

我が家は建て替えだったこともあり、下調べ開始から引渡しまで約14ヶ月で完了しました。特に選定期が約1ヶ月と短かったのは、事前に「断熱性能最優先」という軸を決めていたことが大きいです。

すべてが計画通りに進むとは限りませんが、全体の流れを知っておくだけで心に余裕が生まれます。これから家づくりを始める方の参考になれば幸いです。

💡 まずは情報収集から
家づくりの第一歩は情報収集です。複数のハウスメーカーのカタログを取り寄せて比較することで、自分に合った会社や商品が見えてきます。紹介制度の確認も忘れずに。

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