「子どもが安全に暮らせる家にしたい」。家づくりを考えるとき、子育て世帯なら誰もがそう思うのではないでしょうか。
我が家は一条工務店のグランスマートで建て替え、一番下の子が2歳のときに入居しました。我が家は一番下の子がちょっと安心できる年になってきたものの、設計段階から子どもの安全にも配慮して計画しました。正直なところ、一条工務店で子育てしやすい家にするというのはそこまで期待していませんでしたが、実際に家づくりを考え始めたり暮らし始めてみると「この家、案外子育てに向いてるな」と感じる場面が何度もありました。
この記事では、一条工務店の住宅性能や標準仕様が子育てにどう効いているのか、施主の実感を交えて7つのポイントに分けてお伝えします。
✅ この記事の結論
一条工務店の家は「子育て向けの家」として設計されたわけではないが、全館床暖房・ロスガード90・高気密高断熱・安全仕様・防犯窓・太陽光+蓄電池といった標準性能が、結果として子育てに向いています。特に「家じゅうどこでも同じ温度」「空気がきれい」「火を使う暖房器具が不要」の3点は、小さい子どものいる家庭にとって大きな安心材料です。
子どもの事故は「家の中」で起きている
子どもの安全を考えるうえで、まず知っておきたいのが「家庭内事故」の実態です。
こども家庭庁が公表しているデータによると、子どもの不慮の事故による死因は「不慮の窒息」「交通事故」「不慮の溺死」が上位を占め、特に0〜1歳では浴槽での溺水、2〜4歳では建物からの転落が多く発生しています。
国民生活センターでも、乳児の入浴時の落下事故や、幼児の誤飲・転落に関する注意喚起が繰り返し出されています。つまり、意外なことに、子どもにとって最も危険な場所は「外」ではなく「家の中」なのです。
こうした事故リスクを減らすために、住宅の性能や設備でできることは意外と多くあります。一条工務店の家が子育てに向いている理由を、7つのポイントに分けて見ていきましょう。
❶ 全館床暖房で家じゅう安全・快適

一条工務店の全館床暖房は、子育て世帯にとって大きい味方です。リビングだけでなく、廊下・トイレ・脱衣所・浴室の洗い場まで、家のどこにいても床から暖かい環境がつくれます。
子育てに効く3つの理由
① 温度差がないから、ヒートショックの心配なし
子どもは体温調節機能が未熟です。特に乳幼児は、暖かいリビングから寒い脱衣所やトイレに移動したときの急激な温度変化に対応しきれません。全館床暖房なら家じゅうの温度差が小さいので、お風呂上がりに脱衣所で裸のまま過ごしても寒くありません。前の家の脱衣場はとても寒かったので、この変化はとても大きく感じました。
② 火を使わないから、やけどの心配なし
石油ストーブやガスファンヒーターは子どもが触ると大やけどのリスクがあります。床暖房は火を使わず、表面温度も体温程度なので、赤ちゃんがハイハイで近づいてもやけどの心配がありません。前の家のときは脱衣場に電気ストーブを設置したり、テロンギのヒーターを設置したことがありましたが、ことごとく倒してしまい、しまった経緯があります。
③ 床が暖かいから、子どもが自由に遊べる
小さな子どもは大人と比べて床に近い位置で過ごす時間が長いです。ハイハイ、おもちゃ遊び、お昼寝——すべてが床の上。エアコン暖房は暖かい空気が上にたまるため足元が冷えますが、床暖房なら足元から暖かいので、子どもが薄着でものびのび遊べます。
❷ ロスガード90できれいな空気環境
子どもの健やかな成長にとって、室内の空気環境はとても重要です。一条工務店の全館換気システム「ロスガード90」は、24時間365日、家じゅうの空気を清潔に保ちます。
| 項目 | ロスガード90の性能 |
|---|---|
| 換気方式 | 第一種換気(給排気ともに機械制御) |
| 温度交換効率 | 最大90% |
| 花粉除去率 | 99%カット(PM2.5対応フィルター使用時) |
| カビ・黄砂 | 高性能フィルターでほとんど侵入させない |
花粉の季節に窓を開けなくても室内の空気は常に入れ替わり、しかも花粉は99%カットされて入ってきます。子どものアレルギーや喘息が心配な家庭にとって、この空気環境は非常に心強い仕様です。高気密住宅のため外気からの排気ガスや粉塵、害虫の侵入も大幅に抑えられるのも副次的に良い効果です!
❸ 標準の安全仕様で事故リスクを減らす
一条工務店には、子どもの家庭内事故を防ぐための安全仕様が標準またはオプションで用意されています。これらは一条工務店でなくても揃えることができるものですが、一条工務店もしっかりと対策しています。

| 安全仕様 | 防ぐ事故 | 内容 |
|---|---|---|
| キディガード | 階段からの転落 | 階段上下に設置できる転落防止ガード。巻き取り式で邪魔にならない |
| 浴室チャイルドロック | 浴槽での溺水 | 浴室ドアに鍵を設置し、子どもだけで浴室に入ることを防ぐ |
| ソフトクロージング | 指はさみ | 引き戸がゆっくり閉まる機能。勢いよく閉めても指を挟まない |
| 安全ロック付き包丁差し | 刃物によるケガ | ロックを解除しないと包丁が取り出せない構造 |
| 備え付け収納 | 家具の転倒 | 壁に固定された収納で地震時の転倒リスクをゼロに |
| モクリア(床材) | ささくれ・すべり | 面取り加工+シートラッピングで角がなく、ハイハイの赤ちゃんにも安全 |
特に注目したいのが「キディガード」と「浴室チャイルドロック」です。0歳児の家庭内事故で最も多い場所は居室・寝室ですが、死亡事故で多いのは浴槽での溺水です。浴室のドアにチャイルドロックを付けることで、親の目が離れた隙に子どもが浴室に入って溺れるリスクを大きく減らせます。
また、幼児期に多い転落事故には、階段に設置できるキディガードが有効です。巻き取り式なので不要になったら簡単に撤去でき、将来のインテリアにも影響しません。
また、モクリアも記事を作成するときに気がついたのですが、1年経過時点でも確かにささくれが全くできていません。以前の家だとささくれに悩まされたものですが、このあたりは素晴らしいですね。
💡 備え付け収納は地震対策にもなる
一条工務店の収納は基本的に備え付けです。地震のときにタンスや本棚が倒れてくる心配がないのは、子どもの安全だけでなく家族全員の安心につながります。特に2歳前後の子どもは家具によじ登ることがあるため、倒れない備え付け収納は乳幼児のいる家庭では大きなメリットです。
❹ 防犯ツインLow-Eサッシで防犯+遮音

一条工務店の窓は「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」が標準仕様です。この窓が子育てに効くポイントは防犯性と遮音性の2つです。
防犯性:強化ガラス(一般ガラスの7倍以上の強度)と防犯合わせガラスのダブル構造で、ハンマーなどでも容易に割れません。子どもだけでお留守番する場面でも、窓からの侵入リスクが極めて低いのは安心です。万が一ガラスが割れても破片が細粒状になるため、鋭い破片でケガをするリスクも軽減されます。
遮音性:2つの中空層により、幹線道路レベルの騒音(約70dB)が図書館並みの静けさ(約40dB)まで低減されます。お昼寝の時間に外の音で起こされることが減りますし、逆に子どもが家の中で走り回ったり大声で遊んだりしても、外への音漏れが少ないのでご近所への気遣いも軽減されます。子どもが自由に騒げる環境はとても素晴らしいなと思います。我が家も実際に試してみましたが、家から数mも離れていたら耳を澄ましても聞こえるかどうかという音に低減されるので、街中にお住まいの方には特におすすめです。
❺ 太陽光+蓄電池で停電時も安心
子育て世帯にとって災害時の停電は大きな不安です。赤ちゃんのミルクを作るお湯、冷蔵庫の離乳食、夜間の照明——電気が止まるとすべてが困難になります。
一条工務店の大容量太陽光発電+蓄電池システムがあれば、停電時にも太陽光パネルで発電した電気や蓄電池の電気を最大5.5kVAまで供給できます。テレビ・照明・冷蔵庫・エアコンなど、普段使いの家電がそのまま使えるため、子どもにとってもストレスの少ない非常時生活を過ごせます。
→ 一条工務店の太陽光+蓄電池のコストと回収シミュレーション
❻ 子育てに効く間取りの工夫
一条工務店の家そのものの性能に加えて、間取りの工夫で子育てをさらにサポートできます。一条工務店の公式LP(子育てしやすい家)でも紹介されている、子育て家庭に人気の間取りアイデアをまとめます。
リビング学習スペース

ダイニングの一角にカウンターを設けて、学習スペースにする間取りも人気です。キッチンから子どもの勉強する姿が見えるので、夕食の準備をしながら「できた!」「見て!」に応じてあげられます。一条工務店の「キッズカウンターキッチン」は、まさにこの動線を意識した設備で、収納付きのカウンターがキッチンに面して設置されます。
我が家はキッズカウンターキッチンを採用しませんでしたが、その代わりにキッチンの正面に8人掛けの机を置いて、キッチンで料理をしながら勉強を見れるようにセッティングしました。
LDKと続く和室・洋室
LDKに隣接した3〜4.5帖の畳コーナーや洋室を設けると、子どもの遊び場・休憩所として重宝します。キッチンから見える位置であれば、料理をしながら遊んでいる様子やお昼寝する姿を見守れます。子どもが大きくなったら客間や書斎に転用することもできるので、長期的にも無駄のない間取りです。
リビング階段

リビングに階段を配置すると、子どもが自分の部屋に行くときに必ずリビングを通るため、家族と顔を合わせる機会が自然に増えます。思春期になっても顔を見て「おかえり」と言える環境は、子どもの些細な変化に気づくきっかけにもなります。全館床暖房の家であれば、リビング階段にありがちな「冷気が降りてくる」問題もありません。
ファミリークローゼット

家族全員の衣類を1か所に集約するファミリークローゼットは、洗濯→干す→たたむ→しまうの動線を短縮できるだけでなく、子どもが自分で服を選び、片付ける習慣を身につけやすくなります。子どもの手が届く高さに棚を設けておくと、幼稚園のグッズを自分で準備させることも可能です。
玄関→水回り直行の「ただいま動線」
玄関から洗面所・浴室に直行できる動線があると、泥だらけで帰ってきた子どもをリビングを汚さずにお風呂まで誘導できます。帰宅後の手洗い・うがいも自然に習慣化しやすくなるため、衛生面でも効果的です。
ブックシェルフ

一条工務店では、標準仕様の範囲でつくれる収納のひとつに「ブックシェルフ」があります。あまり知られていませんが、これはリビングだけでなく廊下にも設置できます。我が家は廊下の大部分を本棚にしました。
きっかけは、結婚した時点で夫婦の蔵書が1,000冊を超えていたこと。ただ収めるだけが目的ではなく、自然と目に入る場所に本を置いておけば、子どもが勝手に手を伸ばすのではないかという狙いがありました。
最初のうちは、まったく手に取ってくれませんでした。それでも1年ほど経つ頃には、読んでほしいと思っていた図鑑や小説、漫画を自分から抜き出すようになっています。作戦勝ちでした。
❼ キッズデザイン賞受賞アイテム
一条工務店は「子どもを守る」「子育てをサポートする」家づくりを目指して開発を続けており、キッズデザイン賞を多数受賞しています。キッズデザイン賞はNPO法人キッズデザイン協議会が主催し、経済産業省・こども家庭庁が後援する、子どもの安全・安心に配慮した製品を顕彰するアワードです。
一条工務店が受賞した主なアイテムは以下のとおりです。
| 受賞アイテム | 子育てへのメリット |
|---|---|
| リモコンニッチsa | 家族の情報ステーション。お手紙やプリントをマグネットで貼り、親子の伝言板に |
| モクリア(床材) | 面取り加工でささくれなし。ハイハイする赤ちゃんにも安全な床材 |
| ホットあんしんカップボード | ポットやケトルを収納し、子どもがやけどするリスクを防ぐ |
| キッズカウンターキッチン | キッチン横のカウンターで親子が近い距離で過ごせる |
| スマイルドレッサー | 子どもの身じたく習慣をサポートする洗面台 |
| 防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ | お留守番時も安心な防犯窓 |
| ゆかだんらん浴室 | 床暖房で真冬の浴室もぽかぽか。子どもの入浴も快適 |
| 全館床暖房 | 家のどこにいても快適な温度環境 |
| ロスガード90+エアイー | 花粉・PM2.5をカットし、心地よい室内環境を維持 |
これらは一条工務店が「性能」を追求した結果、自然と子育て環境にも優れた仕様になっていることの裏付けでもあります。
子育て世帯が使える住宅支援制度
子育て世帯が住宅を取得する際に活用できる支援制度もあります。特に重要なのが「住宅ローン減税」です。
💡 住宅ローン減税のポイント
住宅ローンを利用して住宅を取得した場合、最大13年間にわたり年末の借入残高の0.7%が所得税・住民税から控除されます。子育て世帯(19歳未満の子を有する世帯)や若者夫婦世帯(夫婦いずれかが40歳未満)は控除対象の借入限度額が優遇されます。2030年12月31日までの入居が対象です。一条工務店の省エネ住宅は対象要件を標準で満たしているため、特別な追加費用なく制度を活用できます。詳しくは国土交通省のHPをご確認ください。
我が家の体験談|子どもたちと暮らし始めて
我が家が一条工務店のグランスマートに入居したのは2025年8月。一番下の子が2歳になったタイミングでした。
正直にいうと、設計段階で「子育てに向いた家にしよう」と徹底的に考えたわけではありません。どちらかというと、子どもたちと過ごす時間よりも夫婦で過ごす時間のほうが長いからです。また、一番危険とされる0〜1歳の時期は以前の家で過ごしていたので、「2歳になっていれば大丈夫だろう」という気持ちもありました。
ただ、実際に暮らしてみると、一条工務店の標準性能が結果として子育てにとても効いていることに気づきました。
一番ありがたかったのは、冬場に家じゅうどこでも暖かいことです。以前の築約45年の家では、冬のトイレや脱衣所は震えるほど寒く、子どもをお風呂に入れるたびに「早く服を着せないと」と焦っていました。グランスマートでは脱衣所も浴室も暖かいので、子どもが裸で走り回っても「まぁいいか」と思える余裕ができました(裸族に育ってほしくはないので早めに着せますが)。
もうひとつは、暖房器具を置かなくていい安心感です。以前の家ではファンヒーターの前に柵を置いて触ってしまわないか不安な日々でしたが、全館床暖房の家では全く気にしなくて構いません。
空気のきれいさは数値で実感できるわけではありませんが、以前の家と比べて窓を開けなくても空気が淀まないのは確かです。花粉の時期に子どもが外から帰ってきても、室内の空気がきれいなまま保たれているのは、鼻炎や喘息持ちの親としてもありがたいです。
「もっと子育て目線で設計すればよかった」と思う点もありますが、親が過ごしやすい家は子どもも過ごしやすい家になっていて、全体的に大満足な結果です。
よくある質問(FAQ)
Q. 全館床暖房は赤ちゃんに低温やけどのリスクはない?
A. 一条工務店の全館床暖房は温水式で、床の表面温度は体温程度に調整されます。高温になる電気式とは異なり、赤ちゃんが長時間床に寝転がっても低温やけどのリスクは極めて低い設計です。ただし、布団や毛布を床に敷いたまま長時間放置すると熱がこもる可能性があるので、寝具の扱いには通常の注意を払いましょう。
Q. 子ども部屋は何帖がおすすめ?
A. 一般的には5~6帖程度が多いですが、「寝るスペース+最低限の収納」で4.5帖でも十分です。我が家は収納棚を除いて子ども部屋は4.5畳としています。部屋に籠りすぎてほしくないとの理由からです。勉強についても、確かに一人のほうが集中できるときもあるものの、一人になると案外気が逸れてしまうことがあります。実際、我が家の父親はリビングの机で勉強してきた経験があるようで、ずっと良い成績を取ってきたようです。また、顔を合わせるほうが家族仲は良好になりやすいなと考えたこともあって、我が家はあえて部屋にこもらない方針にしました。
Q. 一条工務店の家は子どもが走り回っても音は大丈夫?
A. 高気密住宅のため外への音漏れは大幅に抑えられます。幹線道路の騒音(約70dB)が図書館レベル(約40dB)になるほどの遮音性なので、逆方向(室内→屋外)にも効果があります。ただし2階で子どもが走ると1階には振動音が伝わると思いますし、高気密住宅ゆえに家のなかで発生した音が反響すると聞きますが、我が家はあまり気になりません。遮音性を高めるために、1階と2階の間にあえて1枚扉を多く用意しているからかもしれませんが、走り回っていることはわかりますが、走り回っていても全く気になりません。
この記事のまとめ
一条工務店の住宅性能が子育てにどう効いているか、7つのポイントで解説しました。
✅ まとめ
・全館床暖房で家じゅう同じ温度。火を使わないからやけどの心配もなし
・ロスガード90が花粉を99%カット。24時間きれいな空気環境
・キディガード、チャイルドロック、ソフトクロージングなど安全仕様が充実
・防犯合わせガラス+遮音性で防犯とご近所配慮を両立
・太陽光+蓄電池で停電時もいつも通りの生活が可能
・リビング学習、リビング階段、ファミリークローゼットなど子育て向き間取りも実現できる
・キッズデザイン賞を多数受賞。性能が結果的に子育てをサポート
・子育て世帯は住宅ローン減税の優遇も受けられる
一条工務店の家は「子育て専用住宅」として設計されたものではありません。でも、性能を追求した結果として「子育てに最適な環境」が自然と揃っている——それが実際に暮らしてみて感じた率直な印象です。これから家づくりを考えている子育て世帯の方は、まず展示場で全館床暖房の快適さを体感してみてください。
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