【実額公開】一条工務店の電気代1年分|年間82,344円・売電込みで6.5万円プラス

一条工務店グランスマートの電気代1年分の実額。年間82,344円、売電148,020円で年間収支は65,676円のプラス 仕様・設備・性能
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「一条工務店は本当に電気代が安いのか」——契約前にいちばん知りたいのに、いちばん情報が見つからないテーマではないでしょうか。冬だけ、あるいは夏だけの数字を出しているブログは多いのですが、12か月分を通しで公開している記事はほとんどありません

我が家は2025年8月に一条工務店のグランスマートへ入居し、ちょうど1年が経ちました。この記事では、検針票の実額をそのまま12か月分すべて公開します。売電額も同じ12か月分を並べているので、「結局トータルでいくら払ったのか」まで確認できます。

✅ この記事の結論
入居1年(2025年8月〜2026年7月)の電気代は合計82,344円・月平均約6,862円。同じ期間の売電は148,020円(9,868kWh)で、差し引き年間65,676円のプラスでした。床暖房を10月〜5月の8か月間つけっぱなし、エアコン2台も24時間運転という「我慢しない使い方」での数字です。ただし売電単価15円が保証されるのはFIT期間の10年間だけなので、この収支が永続するわけではありません。

この記事の内容

我が家のスペックと前提条件

電気代は住まいの条件で大きく変わります。数字だけ見ても意味がないので、まず前提条件をすべて開示します。ご自宅と比べる際の基準にしてください。

商品一条工務店 グランスマート(2×6枠組壁工法)
建築の種別建て替え(築約45年の木造住宅から)
延床面積125.01㎡(37.81坪)/施工面積 127.06㎡(38.44坪)
所在地愛知県
家族構成大人2人+子ども3人(5人家族)
断熱・気密UA値0.18/C値0.40(いずれも実測値)
太陽光・蓄電池13.475kW+蓄電池
売電単価15円/kWh×10年(2025年8月FIT認定)
電力契約中部電力ミライズ スマートライフプラン/10kVA
床暖房10月〜5月・24時間連続運転
エアコン2台・24時間運転
さらぽか採用なし

📝 メモ
我が家はオール電化なのでガス代は0円です。以降に出てくる「電気代」は、暖房・冷房・給湯・調理をすべて含んだ光熱費の総額だと考えてください。

電気代1年分の実額を全公開(月別)

2025年8月分から2026年7月分まで、12か月分の検針実績です。金額はすべて請求額(税込・再エネ発電促進賦課金や燃料費調整額を含む)をそのまま記載しています。

検針月使用日数電気代売電量売電額収支
2025年8月20日4,740円719kWh10,785円+6,045円
2025年9月30日6,988円893kWh13,395円+6,407円
2025年10月29日6,825円521kWh7,815円+990円
2025年11月33日5,818円672kWh10,080円+4,262円
2025年12月27日7,989円457kWh6,855円−1,134円
2026年1月35日16,287円614kWh9,210円−7,077円
2026年2月29日9,823円770kWh11,550円+1,727円
2026年3月28日4,569円1,033kWh15,495円+10,926円
2026年4月29日4,701円999kWh14,985円+10,284円
2026年5月33日3,182円1,326kWh19,890円+16,708円
2026年6月28日5,199円934kWh14,010円+8,811円
2026年7月31日6,223円930kWh13,950円+7,727円
合計352日82,344円9,868kWh148,020円+65,676円

年間の電気代は82,344円、月平均にすると約6,862円でした。最も高かったのが2026年1月の16,287円、最も安かったのが2026年5月の3,182円で、その差は約5倍です。

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💡 表を見るときの注意
使用日数が20日〜35日とバラついています。これは検針日のズレによるもので、月ごとの金額を単純比較すると誤解を招きます。特に2026年1月は35日分2025年8月は入居直後の20日分である点にご注意ください。

売電収入と年間収支

同じ12か月の売電は9,868kWh・148,020円でした。2025年8月にFIT認定を受けており、単価は15円/kWhです。9,868kWh×15円=148,020円で、実際の振込額とぴったり一致しています。

電気代82,344円を売電148,020円から差し引くと、年間65,676円のプラス。つまり我が家は、1年間の光熱費を全額まかなったうえで、さらに約6.5万円が手元に残った計算になります。

収支がマイナスになったのは12月と1月の2か月だけで、しかも合計で8,211円のマイナスにとどまりました。逆に発電量が伸びる3月〜5月は月1万円以上のプラスが続き、5月は+16,708円と年間で最も大きな黒字になっています。

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📌 ポイント
売電のピークは真夏ではなく春(3月〜5月)です。太陽光パネルは高温になると発電効率が落ちるため、日照時間が長く気温が高すぎない春がいちばん稼ぎます。

冬の電気代|床暖房を6か月半つけっぱなしにした結果

我が家は床暖房を10月20日~5月5日までの約6か月半、24時間連続で運転しています。一条工務店の床暖房は「切らずに使い続けたほうが安い」と説明されますが、実際その通りに使い続けた結果が上の数字です。

冬の3か月(2025年12月〜2026年2月)の電気代合計は34,099円。年間82,344円のうち約41%が、この3か月に集中しています。ただし使用日数が月ごとに違うため、1日あたりに直すと実像が見えやすくなります。

検針月電気代使用日数1日あたり
2025年12月7,989円27日約296円
2026年1月16,287円35日約465円
2026年2月9,823円29日約339円
2026年5月(最安月)3,182円33日約96円

1月が突出して高いのは、寒さのピークであることに加えて検針日数が35日と長かったためです。それでも1日あたり465円。5人家族で家全体を24時間暖め続けてこの金額なら、個人的には十分に納得できる水準でした。

床暖房そのものの仕組みや設定温度の考え方は、一条工務店の全館床暖房を解説した記事で詳しく書いています。

夏の電気代|エアコン2台24時間運転で6,000円台

夏はエアコン2台を24時間運転しています。それでも2026年7月分は6,223円(31日)、1日あたり約201円でした。2025年9月分も6,988円で、猛暑の残暑を含んでもほぼ同水準です。

夏の電気代が抑えられている理由は2つあります。ひとつは日中の消費電力を太陽光でまかなえること。エアコンの負荷が最大になる時間帯と、太陽光の発電が最大になる時間帯がほぼ一致するため、買電が発生しにくい構造になっています。

もうひとつは断熱性能そのものです。UA値0.18は断熱等級7(HEAT20 G3相当)にあたる水準で、一度冷えた室内が外気の影響を受けにくくなります。詳しくはUA値0.18・C値0.40の実測値を公開した記事をご覧ください。

一般的な5人世帯の平均と比べてどうか

総務省の家計調査(2025年・家計収支編)によると、5人世帯の電気代は月平均15,665円とされています。年間に換算すると約188,000円です。

項目我が家(実額)5人世帯の平均
月平均の電気代約6,862円15,665円
年間の電気代82,344円約188,000円
ガス代0円(オール電化)別途かかる
売電収入+148,020円

単純比較で平均の約44%。さらに一般世帯は電気代とは別にガス代がかかるため、光熱費の総額で比べると差はもっと開きます。

💡 公平に見るために
この差は「一条工務店だから」だけで生まれたものではありません。断熱性能・太陽光・蓄電池・オール電化・愛知県という温暖な立地が重なった結果です。同じ一条工務店でも、寒冷地・太陽光なしの条件なら数字はまったく変わります。

電気代の内訳|基本料金が4分の1を占めている

年間82,344円を内訳で分解すると、意外な事実が見えてきます。

区分年間額構成比
基本料金(10kVA)21,337円25.9%
電力量料金50,496円61.3%
その他(再エネ賦課金・燃料費調整額など)10,511円12.8%
合計82,344円100%

基本料金は月1,838円(10kVA)で、電気を1kWhも使わなくても年間2万円以上かかります。オール電化+蓄電池の住宅は契約容量が大きくなりがちなので、ここは避けられない固定費です。

つまり、電気の使い方でコントロールできるのは実質年間5万円の電力量料金部分だけ。ここを理解しておくと、「節電しても思ったほど下がらない」理由が腑に落ちると思います。

買電の85%はナイトタイムに集中していた

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スマートライフプランは時間帯別の料金設定になっています。ある月の検針票の内訳を見てみると、買電の偏りがはっきり表れていました。

時間帯使用量構成比
デイタイム2kWh約1%
@ホームタイム19kWh約14%
ナイトタイム119kWh約85%
合計140kWh100%

デイタイムの買電がわずか2kWhしかないのは、日中は太陽光でまかない、余った分を蓄電池に貯めているからです。夕方から夜にかけては蓄電池が放電し、それも尽きた深夜だけ電力を買う——という流れになります。

ナイトタイムは単価が最も安い時間帯なので、買電量そのものよりも「どの時間帯に買っているか」が電気代を左右します。太陽光と蓄電池をセットで導入する最大のメリットは、この時間帯シフトにあると実感しています。

太陽光13.475kW+蓄電池の導入費用と回収の考え方は、太陽光+蓄電池の実額を公開した記事にまとめています。

この数字をそのまま当てにしてはいけない5つの理由

ここまで良い数字が並びましたが、正直に注意点も書いておきます。この収支がこのまま続くわけではありません。

  • ① FIT期間は10年で終わる……売電15円/kWhが保証されるのは2035年までです。11年目以降は買取価格が大きく下がるため、年6.5万円のプラスは維持できません。
  • ② 検針日数が月によって違う……20日〜35日とバラつきがあり、単月の金額だけを他家庭と比べても意味がありません。
  • ③ 2025年8月分は20日分のみ……入居直後で生活も安定していない時期の数字です。
  • ④ 電力単価と賦課金は毎年変わる……再エネ発電促進賦課金は2025年度3.98円/kWh、2026年度4.18円/kWhと上昇傾向にあり、同じ使い方でも金額は上がっていきます。
  • ⑤ 地域・延床・家族構成で大きく変わる……我が家は愛知県・延床37.81坪・5人家族。寒冷地や大きな家では条件が異なります。

📝 メモ
それでも「床暖房8か月つけっぱなし+エアコン24時間運転で月平均6,862円」という事実は変わりません。売電を抜きにした電気代だけで見ても、一般的な5人世帯の平均を大きく下回っています。

これから建てる人が電気代を抑えるためにできること

太陽光と蓄電池はセットで考える

時間帯シフトの効果を考えると、太陽光だけを載せるより蓄電池とセットのほうが月々の効果は大きくなります。一条工務店は屋根一体型パネルで容量を確保しやすいのが強みです。

床暖房は「こまめに切る」より「つけっぱなし」

躯体を暖めて維持する仕組みなので、立ち上げ直しのほうが電力を食います。10月〜5月を通しで運転した我が家の数字が、その裏付けになっていると思います。

契約容量は打ち合わせ時に確認する

基本料金が年間2万円超の固定費になることは、契約前にはあまり意識しませんでした。IH・エコキュート・蓄電池の同時使用を見込んだ容量設定になるため、必要以上に大きくなっていないか確認しておくと良いと思います。

結局のところ、断熱性能がいちばん効く

太陽光も蓄電池も後付けできますが、UA値とC値は建てたあとに変えられません。ランニングコストを重視するなら、まず断熱・気密の数値で各社を比較することをおすすめします。まだハウスメーカーを絞り込んでいない方は、複数社の間取りと見積もりを取り寄せて条件を並べてみてください。

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まとめ

一条工務店グランスマートに入居して1年、電気代と売電の実額は次のとおりでした。

  • 年間の電気代……82,344円(月平均 約6,862円)
  • 年間の売電収入……148,020円(9,868kWh/15円)
  • 年間収支……+65,676円のプラス
  • 最高月は2026年1月の16,287円、最安月は2026年5月の3,182円
  • 収支がマイナスになったのは12月と1月の2か月だけ

床暖房を年8か月つけっぱなしにして、エアコンも24時間運転して、それでもこの金額です。高断熱・高気密の家は「我慢しなくても光熱費が上がらない」——1年住んでみて、いちばん実感しているのはこの点でした。

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