【2026年9月】富士住建の坪単価は本体56.8万円・総額72万円|一条ハグミー比較

富士住建の坪単価は本体56.8万円・総額72万円と示すアイキャッチ画像。完全フル装備の標準装備100点超が本当に得なのかを、一条工務店施主の実額492万円と並べて検証する記事 ハウスメーカー比較
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✅ この記事の結論
富士住建の坪単価は、約68万円。ここに太陽光・エアコン5台・カーテン・全室照明などの各種標準仕様が最初から入っています
我が家は一条工務店グランスマートで、本体が約72万円/坪。つまり富士住建の「総額」と、一条の「本体」がほぼ同じ数字です。そのうえ我が家は太陽光・蓄電池で約249万円、オプション44項目で約243万円、合わせて約492万円を「標準の外」で払っています。
ただし富士住建は関東1都6県限定です。ここで検討が終わる人が多いのが最大の弱点です。

我が家は建て替えを決めてから契約までに、ハウスメーカー36社のうち21社の展示場を回りました。そのうち7社では間取り提案と見積もりまで受け取っています。

富士住建は施工エリアが関東1都6県に限られており、我が家の建築地は対象外だったため訪問していませんが、富士住建は「注文住宅の見積もりで一番モヤモヤする部分」に、真正面から答えている会社でした。近隣にあれば見に行きたかった会社です。

家づくりで一番しんどいのは、契約後にオプションが積み上がっていくことだと思います。一条工務店は標準仕様の質が良いですし、展示場は標準仕様でできていることからオプション代は抑えられることが多いですが、それでも我が家は最終的に44項目・約243万円のオプションを追加しています。他の住宅メーカーならもっとオプション代がかかっていたことでしょう。富士住建の「完全フル装備の家」は、その積み上がる部分を最初から標準に入れてしまうという発想の商品です。

この記事では、まず富士住建自身のスペック、我が家の実額との「標準装備 vs オプション」検証一条工務店ハグミーとの比較を紹介します。数値は2026年9月時点で確認できたものです。

富士住建の坪単価は、媒体によって20万円以上ぶれる

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出典:富士住建「完全フル装備の家」(富士住建公式サイト)

富士住建は坪単価を公式には公表していませんが、およそ平均坪単価は67.7万円(HOME4U)程度と考えられます。他の施主ブログを見ていても、延床32.5坪・オプション約250万円込みで本体56.8万円、総額72万円程度でしたので、ある程度正確な坪単価だと思われます。

💡 参考:我が家の実額
一条工務店グランスマートで、建物本体が約72万円/坪でした。富士住建との差は坪あたり約4万円。30坪換算で約120万円の差になります。ただしこれは我が家が断熱等級7仕様・太陽光13.475kW・蓄電池まで積んだ結果なので、単純比較はできません。

坪数別の総額イメージ

坪単価68万円で仮計算し、そこに付帯工事・諸費用(本体の20〜30%)を乗せた場合の総額イメージです。

延床面積本体の目安(56.8万円/坪)付帯・諸費用込みの総額イメージ
25坪約1,700万円約2,040万~約2,210万円
30坪約2,040万円約2,450万~約2,650万円
35坪約2,380万円約2,860万~約3,090万円
40坪約2,720万円約3,260万~約3,540万円

※施主ブログの実額坪単価をもとにした当サイトの試算です。富士住建が公表した価格表ではありません。土地の状態によっては、これに地盤改良費(公式FAQでは80〜180万円)や解体費(木造80〜120万円/鉄骨150〜200万円)が上乗せされます。外構費も別です。

「完全フル装備の家」に何が入っているのか

ここが富士住建の本体です。公式が「100点以上」と言っている標準装備のうち、他社でオプションになることが多いものを抜き出しました。

分類標準で入っているもの
創エネ太陽光発電システム
空調エアコン 6帖用×5台/24時間換気システム
内装カーテン(全居室・レース+ドレープ)/全室LED照明
キッチンタカラスタンダード・クリナップ・トクラスから選択/食洗機/浄水器/IHクッキングヒーター/カップボード
浴室1.5坪ユニットバス/浴室TV/換気暖房乾燥機/高断熱浴槽
トイレ・洗面タンクレストイレ(TOTO/LIXIL)/W900三面鏡洗面化粧台
高断熱樹脂サッシ/遮熱Low-Eペアガラス(全窓)/防犯ガラス
防犯玄関スマートキー/電動シャッター/人感センサー/防犯カメラ
収納・その他ウォークインクローゼット/シューズクローク/室内物干しユニット

並べてみると、「入居した日から普通に暮らせる状態」が標準の定義になっているのがわかります。

特に効くのはエアコン5台とカーテンです。この2つは家の性能とは関係ないのに、引き渡し直後に確実に必要で、しかも値段の高騰から100万円を超えてしまうこともあります。ここは入居後で用意するもののため、住宅ローンに含められず現金で払うことになりやすい部分でもあります。一条工務店だとエアコンは1台(しかもRayエアコン)だけが標準仕様ですし、カーテンはそもそも一切標準仕様ではありません。

また、太陽光ユニットも標準に入っているのは実務的にかなり大きいです。これも一条工務店ではオプションになります。

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出典:富士住建「太陽光発電システム・外壁・屋根」(富士住建公式サイト)

構造・性能はどうか|制振壁は強い、断熱は「非公表」

設備の話ばかりになりがちな会社ですが、構造はしっかりしています。

項目内容
耐震耐震等級3(全棟標準)+耐震ベタ基礎
制振FJK制振壁(粘弾性+鋼製のハイブリッド)を全棟標準
制振の効果実大実験で、耐震等級3の住宅と比べ約62%の揺れ低減
構造の選択檜4寸/J-wood/檜集成/Fパネル から選択可能
高断熱樹脂サッシ+遮熱Low-Eペアガラス(全窓)
UA値公式非公表

制振壁が全棟標準というのは、この価格帯では珍しいです。制振装置はミドル〜ハイコスト帯でもオプション扱いが多く、標準で入れてくる会社は限られます。

📝 断熱性能の数値は、はっきりとは確認できませんでした
富士住建はUA値を公式に公表していません。第三者メディアでは「UA値0.46程度」「断熱等級5〜6が標準ライン」といった数値が出回っていますが、推測値と明記している媒体もあり、根拠がそろっていません。
制振壁の効果についても、公式の実大実験では約62%の揺れ低減とされていますが明確ではありません。
窓は樹脂サッシ+Low-Eペアガラスなので、断熱等級6以上を標準で狙う会社(トリプルガラス採用)とは差があると考えるのが自然です。断熱を最重視するなら、自分のプランでのUA値を概算で出してもらってください。出せないと言われたら、それも判断材料です。

保証・アフターと、施工エリア

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出典:富士住建「アフターサービス」(富士住建公式サイト)
項目内容(公式FAQベース)
構造躯体10年(10年ごとの保証延長に対応)
雨水侵入防止10年(延長可)
定期点検初回・6か月・1年・2年(ここまで無料)/3年目以降は有償
施工エリア関東1都6県(埼玉・東京・神奈川・千葉・群馬・茨城・栃木)

点検スケジュールは、入居直後を厚く見る形になっています。初回・6か月・1年・2年と刻んでくるのは、引き渡し直後の不具合を拾うという意味では理にかなっています。

ただし3年目以降が有償で、初期保証も10年です。大手ハウスメーカーの30年保証と比べると見劣りするのは事実で、口コミでも「アフターの対応が遅い」「アフターフォローが薄い」という声が複数の媒体で共通して挙がっています。ここは弱点として認識しておいたほうがいいと思います。

※保証の最長年数は媒体によって「最長20年」「最長30年」と記述が割れています。公式FAQの記載は「10年ごとの保証延長に対応」なので、条件(有償メンテナンスの実施など)を含めて契約前に確認してください。

📌 検討の入口はここで決まります
富士住建は関東1都6県でしか建てられません。我が家が検討すらできなかったのもこれが理由です。
もうひとつ、モデルハウス(住宅展示場)を持っていません。ショールームで設備は見られますが、「建った家の空間を歩いて確かめる」ことがしにくい会社です。設備をこれだけ標準に積んでいる会社なので、ショールームには必ず行って、キッチンや1.5坪バスを実物で確認してください。

【検証】標準装備 vs オプション|我が家の実額と並べてみる

「標準装備が多い会社は本当に得なのか」を、我が家の確定した実額と並べて検証します。我が家は一条工務店グランスマート。建物工事費は約3,811万円、建て替え総額は約4,504万円でした。

我が家が「標準の外」で払った金額

項目実額
太陽光発電+蓄電池(13.475kW)2,485,000円
オプション44項目(福引特典適用後)2,436,910円
合計4,921,910円

約500万円です。富士住建なら、太陽光は標準、エアコン5台も標準、カーテンも標準です。同じ土俵ではないとはいえ、「標準の範囲が広い」ということの金額的な意味は、この数字を見るとはっきりします。

この設備、どちらで標準か

設備富士住建 完全フル装備の家一条工務店 グランスマート(我が家)
太陽光発電標準オプション(蓄電池込み約249万円)
エアコン6帖用×5台 標準オプション(Rayエアコンのみ標準)
カーテン全居室 標準別途
浴室TV標準オプション
1.5坪ユニットバス標準1坪が標準(拡張はオプション)
電動シャッター・防犯カメラ標準オプション
全館床暖房なし標準
熱交換換気(ロスガード90)24時間換気(方式は公式に明記なし)標準
外壁タイルサイディングが標準(タイルはオプション)ハイドロテクトタイルが標準
断熱性能UA値 非公表/樹脂サッシ+ペアガラスUA値0.18・C値0.40(実測)

この表を作ってみて、両社とも「フル装備」を名乗れるが、装備の定義が正反対だとわかりました。

富士住建が標準に入れているのは「暮らしに要るもの」です。エアコン、カーテン、照明、浴室TV。引き渡し当日から生活が回る状態を、価格の中に入れている。

一条工務店が標準に入れているのは「家そのものの性能」です。全館床暖房、熱交換換気、外壁タイル、断熱等級7クラスの躯体。後から足せない部分を先に固めている。

💡 判断のコツ:「後から足せるか」で仕分ける
エアコンもカーテンも浴室TVも、後から自分で買えます。金額は痛いですが、取り返しはつきます。
一方で断熱性能・気密・床暖房・外壁の素材は、建った後にはまず変えられません。
だから比較するときは、「後から足せるか」で見たほうが後悔が少ないと思います。我が家が最終的に一条を選んだのも、この基準でした。

30坪で総額を並べると

30坪で建てた場合富士住建一条 グランスマート
本体価格の目安約1,704万円(56.8万円/坪)約2,160万円(72万円/坪)
総額の目安約2,160万円(72万円/坪)約3,000万円(100万円/坪)
太陽光総額に含む別途
エアコン・カーテン総額に含む別途

※富士住建は施主ブログの実額坪単価、一条は我が家の坪単価をもとにした当サイトの試算です。土地代・地盤改良費・解体費・外構費は含みません。

富士住建の「総額」が、一条の「本体」とほぼ同じ。30坪換算での差は約840万円です。

この840万円で何を買っているかというと、全館床暖房・熱交換換気・外壁タイル・断熱等級7クラスの躯体、そして30年の長期保証です。高いと見るか妥当と見るかは、そこにどれだけ価値を感じるか次第でしょう。

一条工務店ハグミーと比べるとどうか

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出典:一条工務店「ハグミー」(一条工務店公式サイト)

グランスマートとの比較は価格差が大きすぎて、正直フェアではありません。もっと近い相手がいます。一条工務店の規格住宅「ハグミー」です。

ハグミーは本体1,490万円〜、坪単価50万円台。富士住建の本体56.8万円/坪と、ほぼ同じレンジにいます。我が家は親族がハグミーで建築予定で、その検討過程を近くで見ていたので、実感を交えて書けます。

項目富士住建一条工務店 ハグミー
本体価格の目安約56.8万円/坪1,490万円〜(坪50万円台)
設計の自由度完全自由設計100プランから選択(規格のみ)
太陽光標準オプション(蓄電池込み200〜230万円)
エアコン6帖用×5台 標準別途
カーテン・照明全居室 標準別途
全館床暖房なしオプション(約2.2万円/坪・30坪で約66万円)
換気24時間換気ロスガード90(第一種熱交換)標準
外壁サイディング標準(タイルはオプション)全面タイル(4色)標準
樹脂サッシ+Low-Eペアガラス樹脂サッシ+ペアガラス
制振FJK制振壁を全棟標準「2倍耐震」(等級3超相当)
保証初期10年(10年ごと延長)長期30年保証
点検初回・6か月・1年・2年が無料一条の標準スケジュール
施工エリア関東1都6県のみ全国(※棟数制限あり)
モデルハウスなし(ショールームのみ)あり

同じ「全部入り」でも、入っているものが違う

この2社、価格帯が重なるだけでなく「標準を厚くして総額を読みやすくする」という戦略まで同じです。それなのに中身が正反対なのが面白いところでした。

富士住建は「引っ越し当日から暮らせる」を標準にしています。太陽光・エアコン5台・カーテン・照明などが標準です。そして完全自由設計なので、土地の形に合わせて間取りを作れます。

一方、ハグミーは外壁全面タイル、第一種熱交換換気が標準です。この価格帯で外壁タイルが標準なのは、将来の塗り替えコストが要らないという意味でも効いてきます。ただし間取りは100プランから選ぶ形で、窓の位置も大きさも動かせません。富士住建と比べると、規格住宅であることが最大の欠点になるでしょう。旗竿地やL字型の土地では建てられないこともあります。実際の施主ブログではオプション総額350万円前後、建物総額2,500万〜2,600万円台という報告が複数あります。

📌 この2社の分かれ目は3問です
Q1. 建築地は関東1都6県ですか?
→ 違えば富士住建は対象外。ハグミー(または他社)一択になります。

Q2. 土地の形に合わせて間取りを作る必要がありますか?
必要なら富士住建。完全自由設計はハグミーにない強みです。
整形地で規格プランに収まるなら、どちらも土俵に上がりますが、個人的には断熱等級6を保証してくれるハグミーを推したいです。

Q3. 全館床暖房と外壁タイルが欲しいですか?
欲しいならハグミー。この価格帯で一条の床暖房と外壁タイルが手に入るのは他にありません。
エアコンで十分なら富士住建です。太陽光もエアコンもカーテンも標準で付いてくる分、入居時の現金負担が明確に軽くなります。

富士住建が向いている人・向いていない人

向いている人

  • 関東1都6県に建てる人。まずここが前提です
  • 入居時の現金支出を抑えたい人。エアコン・カーテン・照明は住宅ローンに乗せにくく、まとめて現金で出ていく部分です。ここが標準に入る効果は実務的に大きいです
  • 自由設計で建てたい人。規格住宅の一条ハグミーやアイスマイルと比べたときの、はっきりした強みです
  • 設備のグレードを重視する人。1.5坪バス・浴室TV・タンクレストイレが標準で入る価格帯ではありません
  • 地震の揺れ対策を重視する人。制振壁が全棟標準なのは、この価格帯では貴重です

向いていない人

  • 関東1都6県の外で建てる人。そもそも検討できません
  • 断熱性能を数値で比較したい人。UA値が公式非公表なので、他社と同じ土俵で並べられません。一条工務店の断熱等級と比べるとおそらく低いでしょう。
  • 全館床暖房・全館空調が欲しい人。ラインナップにありません
  • 長期保証を重視する人。初期10年・3年目以降の点検が有償で、大手の30年保証とは差があります
  • 標準仕様が好みに合わない人。標準が豪華な会社は、その標準を使わないと割高になります。「1.5坪の風呂はいらない」という人には、費用が乗ったままです

まとめ|「標準が広い」は、使ってはじめて得になる

富士住建の坪単価は、施主実額で本体56.8万円/坪・総額72万円/坪。媒体の数字は55万〜67.7万円と割れているので、本体か総額かを確認したうえで使ってください。

この会社の価値は、「あとから積み上がるはずだったものが、最初から入っている」という一点にあります。我が家が標準の外で払った約492万円を思うと、この設計思想には素直に説得力があります。

ただし標準が広いことは、その標準を使う人にしか得になりません。1.5坪の風呂も浴室TVもエアコン5台も、要らない人にとっては価格に乗ったままの費用です。「100点以上の標準装備」ではなく「そのうち自分が本当に使うのは何点か」で見てください。

そして最後にもう一度。後から足せるもの(エアコン・カーテン・設備)と、後から足せないもの(断熱・気密・床暖房・外壁)を、必ず分けて考えてください。富士住建が強いのは前者、一条工務店が強いのは後者です。どちらが正しいかではなく、自分がどちらを取り返しのつかない部分だと思うかだと思います。

✅ 検討中の方へ
この価格帯は「同じ条件で複数社に見積もりを出させると、標準の範囲の差がそのまま金額差になって出てくる」レンジです。我が家も一条工務店に決める前に複数社から間取りと見積もりをもらい、比べたうえで判断しました。
富士住建はエリアが限られるうえモデルハウスもないので、比較対象を最初から複数持っておくと検討が止まりません。

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