✅ この記事の結論
カテエネソーラーは、中部電力ミライズが提供するハウスメーカーを問わず利用できる新築向け太陽光サポートサービスです。10年間の発電電力を一括買取し「サポート資金」として先払いしてくれるため、太陽光導入の初期費用を大幅に抑えられます。一条工務店向けには蓄電池セット・15年契約の専用版「カナエルソーラー」があり、さらにカテエネリースやカテエネBANK(住宅ローン)と組み合わせることで、太陽光導入の選択肢はさらに広がります。
この記事の内容
- カテエネソーラーとは?中部電力ミライズの太陽光サポートサービス
- カテエネソーラーの対象エリアと提携ハウスメーカー
- カテエネリース・カテエネBANKとの違い
- 一条工務店の「カナエルソーラー」はカテエネソーラーの専用版
- カテエネソーラーのメリット・デメリット
- 我が家はカナエルソーラーを使わず自費で太陽光を導入した
- まとめ|中部電力ミライズの太陽光サービスは選択肢が豊富
カテエネソーラーとは?中部電力ミライズの太陽光サポートサービス

カテエネソーラーは、中部電力ミライズが新築の戸建住宅を購入する方を対象に提供している太陽光発電のサポートサービスです。
仕組みはシンプルで、契約期間中(10年間)に太陽光設備で発電する電気を中部電力ミライズが一括で買い取り、その代金を「サポート資金」として住宅の引き渡し前に先払いしてくれます。このサポート資金は太陽光設備の購入費に充てることも、住宅ローンの頭金に回すことも自由です。
一方で契約期間中は、太陽光で発電した電気の利用料を毎月支払う必要があります。また、契約期間中の余剰電力の売電収入は中部電力ミライズに帰属します。
📌 カテエネソーラーの基本条件
・対象:新築の戸建住宅に太陽光設備を導入する方
・発電出力:4kW以上10kW未満
・年齢:本人または同居者が満65歳未満
・契約期間:10年(ランニングフリープランの場合)
・ハウスメーカーや太陽光パネルメーカーを問わず利用可能
最後のポイントが特に重要です。「カテエネソーラー」は特定のハウスメーカー限定ではなく、住宅販売会社や太陽光パネルメーカーを問わず幅広く申し込めるサービスなのです。
カテエネソーラーの対象エリアと提携ハウスメーカー
対象エリア
カテエネソーラーは、中部電力パワーグリッドエリアだけでなく、以下のエリアでも利用可能です。
- 北海道電力ネットワークエリア
- 東北電力ネットワークエリア
- 東京電力パワーグリッドエリア
- 北陸電力送配電エリア
- 中部電力パワーグリッドエリア
- 関西電力送配電エリア
- 中国電力ネットワークエリア
- 四国電力送配電エリア
- 九州電力送配電エリア
沖縄電力エリアを除く全国のほぼすべてのエリアが対象です。「中部電力」という名前から中部地方限定のサービスだと思われがちですが、実は全国展開しています。
ただし、月々の利用料金はお住まいのエリアによって異なります。発電買取代金(サポート資金)は全エリア共通で1kWあたり154,000円ですが、毎月支払う利用料金には差があります。
| エリア | 蓄電池なし(月額・税込) | 蓄電池あり(月額・税込) |
|---|---|---|
| 北海道電力ネットワークエリア | 6,930円 | 9,130円 |
| 東北電力ネットワークエリア | 6,930円 | 9,130円 |
| 東京電力パワーグリッドエリア | 5,830円 | 8,140円 |
| 中部電力パワーグリッドエリア | 5,830円 | 8,140円 |
| 北陸電力送配電エリア | 5,830円 | 8,140円 |
| 関西電力送配電エリア | 5,830円 | 8,140円 |
| 中国電力ネットワークエリア | 5,830円 | 8,140円 |
| 四国電力送配電エリア | 5,280円 | 7,480円 |
| 九州電力送配電エリア | 5,280円 | 7,480円 |
※2026年度FIT認定・定額プランの場合。発電買取代金は全エリア共通(154,000円/kW)。2026年7月時点の情報です。最新の利用料金はカテエネソーラー公式サイトのエリア選択からご確認ください。
💡 エリアによる差はどのくらい?
最安の四国エリア(月5,280円)と最高の北海道エリア(月6,930円)では月1,650円の差があります。10年間の利用料金に換算すると約20万円の違いになるため、お住まいのエリアの料金は事前にチェックしておきましょう。
参考として、中部電力パワーグリッドエリアでの発電買取代金(サポート資金)の一覧は以下のとおりです。

例えば、8kWの太陽光パネル出力を選択した場合、発電買取代金(サポート資金)として1,232,000円を受け取ることができ、太陽光発電の電気の利用料として、蓄電池なしの場合は毎月5,830円、蓄電池ありの場合は毎月8,140円を利用料金として支払う必要があります。
発電買取代金は、太陽光パネルを設置すると中部電力ミライズより支給されるサポート資金です。住宅ローンの頭金として利用することもできます。
※2026年度FIT認定・定額プラン。発電買取代金の計算式は「154,000円 × パネル出力(kW)」で、全エリア共通です。
提携ハウスメーカー
カテエネソーラーは、特定のハウスメーカーに限定されない汎用サービスですが、一部のハウスメーカーとは専用ページを設けるかたちで提携しています。
| 提携先 | サービス名称 | 特徴 |
|---|---|---|
| 一条工務店 | カナエルソーラー | 蓄電池セット・15年契約の専用プラン。一条工務店専用ページあり |
| トヨタホーム | カテエネソーラー(トヨタホーム版) | トヨタホーム専用ページあり |
| その他のメーカー | カテエネソーラー(汎用) | メーカーを問わず直接申込可能 |
このように、中部電力ミライズは複数のハウスメーカーと連携しつつ、どのメーカーで建てる方でも利用できる間口の広いサービスを展開しています。
カテエネリース・カテエネBANKとの違い
中部電力ミライズは、カテエネソーラー以外にも太陽光・住宅関連のサービスを複数展開しています。名前が似ていて混同しやすいので、整理しておきましょう。
| サービス名 | 対象 | 仕組み | 初期費用 | 契約期間 |
|---|---|---|---|---|
| カテエネソーラー | 新築住宅 | 発電電力の一括買取→サポート資金を先払い | サポート資金で実質軽減 | 10年 |
| カテエネリース | 既存住宅 | 太陽光・蓄電池・エコキュート等のリース | 0円 | 10〜15年 |
| カテエネBANK | 電気・ガス契約者 | 住信SBIネット銀行の銀行代理業として住宅ローン等を提供 | ─ | ─ |
カテエネリースは既存住宅向け
カテエネリースは、すでにお住まいの戸建住宅に太陽光パネルや蓄電池、エコキュート、IHなどを「初期費用0円・月額リース料金」で導入できるサービスです。リース期間満了後は設備が無償譲渡されるため、長期的に見れば経済的なメリットがあります。リース期間中の故障は中部電力ミライズが修理費を負担してくれる点も安心です。
カテエネBANKで住宅ローンも組める

あまり知られていませんが、中部電力ミライズは住信SBIネット銀行の銀行代理業者でもあります。「カテエネBANK」という専用支店を通じて、住宅ローンの相談・申し込みが可能です。
💡 カテエネBANKの注目ポイント
・中部電力ミライズの電気・ガスの口座振替設定でカテエネポイントが貯まる
・住宅ローン利用で電気ガス料金からポイント還元
・住信SBIネット銀行の低金利・全疾病保障付き住宅ローンが利用可能
つまり、特定の注文住宅でなくても、中部電力ミライズを通じて住宅ローンを組むことができるのです。太陽光のカテエネソーラーと、住宅ローンのカテエネBANKを組み合わせれば、家づくりと太陽光導入の資金計画をまとめて相談できるという利点があります。
一条工務店の「カナエルソーラー」はカテエネソーラーの専用版
カテエネソーラーの仕組みをベースに、一条工務店と中部電力ミライズが共同で展開しているのが「カナエルソーラー」です。一条工務店で新築住宅を購入する方のみが対象ですが、カテエネソーラーと比べていくつかの大きな違いがあります。
| 項目 | カテエネソーラー(汎用) | カナエルソーラー(一条専用) |
|---|---|---|
| 対象 | ハウスメーカー問わず | 一条工務店限定 |
| 契約期間 | 10年 | 15年 |
| 蓄電池 | なし/あり選択可 | 蓄電池セットが前提 |
| サポート資金 | エリア・出力により異なる | 16万1,150円×kW+57万2,000円 |
| 月額利用料(中部エリア) | 蓄電池なし:月5,830円〜 | 定額V15プラン:月11,220円 |
| 発電出力条件 | 4kW以上10kW未満 | 10kW未満 |
| 太陽光設備 | メーカー問わず | 一条工務店指定品 |
| 対象エリア | 全国(沖縄除く) | 全国(沖縄除く) |
カナエルソーラーは契約期間が15年と長い一方で、一条工務店の大容量太陽光パネル+長寿命蓄電池がセットになっているため、契約満了後は利用料なしで太陽光の自家消費・売電が自由にできます。一条工務店で建てることが決まっている方には、十分に検討する価値のあるサービスです。
📝 カナエルソーラーの詳しい解説はこちら
カナエルソーラーのメリット・デメリット、自費購入との比較などを別記事で詳しくまとめています。
→ 【施主が解説】カナエルソーラーのメリット・デメリット|初期費用0円の仕組みと注意点
カテエネソーラーのメリット・デメリット
メリット
①ハウスメーカーを問わず利用できる
カナエルソーラーが一条工務店限定であるのに対し、カテエネソーラーはどのハウスメーカーで建てる方でも申し込めます。太陽光パネルのメーカーも自由に選べるため、選択の幅が広いのが魅力です。
②サポート資金の使途が自由
先払いされるサポート資金は太陽光設備の購入費に充てるのはもちろん、住宅ローンの頭金や引っ越し費用など自由に使えます。新築時にまとまった資金を受け取れるのは家計にとって心強いポイントです。
③契約満了後は太陽光の恩恵が100%自分のもの
10年の契約期間が満了すれば、利用料の支払いは不要になり、発電した電気の自家消費も売電も自由に行えます。特段の手続きも必要ありません。
④災害時の非常用電源として期待できる
太陽光パネルが設置されていれば、停電時でも日照がある限り電気を使用できます。蓄電池とセットなら、夜間の電力確保も可能です。
デメリット
①契約期間中の売電収入は中部電力ミライズに帰属
これがカテエネソーラー最大の注意点です。契約期間中に太陽光で発電して余った電気の売電収入は、中部電力ミライズのものになります。自費で太陽光を購入した場合はFIT制度で売電収入を自分で得られるため、ここが大きな分岐点です。
②途中解約するとサポート資金の一部を返還する必要がある
契約期間中に解約する場合は、受け取ったサポート資金の一部を返還しなければなりません。転勤や住み替えの可能性がある方は要注意です。
③蓄電池の途中追加・変更ができない
カテエネソーラーの契約期間中に「蓄電池なし」から「あり」への変更、またはその逆の変更はできません。将来蓄電池を設置する予定がある場合は、最初から「蓄電池あり」で契約しておく必要があります。
④長期的には自費購入のほうがお得になるケースが多い
初期費用の負担が軽いカテエネソーラーですが、10年間の利用料と売電収入の放棄を合算すると、自費で購入して住宅ローンに組み込んだほうがトータルでは得になるケースが多いです。
📝 0円ソーラーと自費購入の比較はこちら
カテエネソーラーを含む0円ソーラーサービスと自費購入、それぞれの損益を比較した記事もあわせてご覧ください。
→ 0円ソーラーは本当にお得?自費購入との比較
我が家はカナエルソーラーを使わず自費で太陽光パネルを導入
我が家は一条工務店のグランスマートで建て替えましたが、カナエルソーラーは利用せず、太陽光パネル13.475kW+蓄電池を約248万円で自費購入し、住宅ローンに組み込みました。
自費を選んだ最大の理由は、15年間の売電収入を自分で受け取れること。一条工務店の大容量パネルは発電量が多いため、カナエルソーラーで売電収入を中部電力に渡してしまうのはもったいないと判断しました。詳しい比較検討の過程は、以下の記事でまとめています。
ただし、自費購入はあくまで「住宅ローンの借入額に余裕がある場合」の選択です。予算の制約が大きい方や、初期費用をどうしても抑えたい方にとっては、カテエネソーラーやカナエルソーラーは有力な選択肢になります。
まとめ|中部電力ミライズの太陽光サービスは選択肢が豊富
中部電力ミライズの太陽光関連サービスを改めて整理すると、次のような使い分けになります。
| 状況 | おすすめサービス |
|---|---|
| 新築でハウスメーカーは未定 or 一条以外 | カテエネソーラー |
| 一条工務店で新築する | カナエルソーラー(or 自費購入) |
| 既存住宅に太陽光を後付けしたい | カテエネリース |
| 住宅ローンもまとめて相談したい | カテエネBANK |
太陽光発電の導入は「初期費用が高い」というイメージがつきものですが、中部電力ミライズのサービスを活用すれば、新築でも既存住宅でも、初期費用を大幅に抑えて導入する道があります。
特に一条工務店で家を建てる予定の方は、カナエルソーラーと自費購入のどちらが自分に合っているかを比較検討してみてください。一条の大容量太陽光パネルは業界でもトップクラスの発電量を誇るため、太陽光の恩恵を最大限に受けられる住宅です。
✅ 一条工務店を検討中の方へ
一条工務店の太陽光・蓄電池は、他社と比較しても圧倒的なコスパです。まずは複数のハウスメーカーから間取りプランと見積もりを取り寄せて、比較検討するところから始めてみてください。
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