一条工務店のアイスマイル(i-smile)は、高性能な家を坪単価60〜70万円台で建てられるコスパ最強の商品です。我が家も最初はアイスマイルで検討をスタートしました。
しかし、最終的にはアイスマイルをやめて、グランスマートで契約しました。
この記事では、なぜアイスマイルをやめたのか、5,000プランを実際に検討した体験をもとに、やめた理由と判断のポイントをお伝えします。
✅ この記事の結論
アイスマイルの5,000プランには良い間取りもたくさんありました。ただし、①トイレの位置 ②帰宅動線 ③脱衣場と洗面台の分離 ④ウォークインクローゼットの大きさと場所 ⑤リビングの形——この5つの条件を全て満たすプランが見つからなかったのがやめた最大の理由です。「80点の間取り」はあっても「100点の間取り」がない、それが規格住宅の限界でした。
この記事の内容
- アイスマイルとは?魅力と特徴
- アイスマイルの4,000プランを検討した感想
- アイスマイルをやめた5つの理由
- アイスマイルをやめた後の商品変遷
- アイスマイルが向いている人・向いていない人
- よくある質問(FAQ)
アイスマイルとは?魅力と特徴

アイスマイルは一条工務店のセミオーダー型規格住宅です。約5,000種類の間取りプランから好みのものを選ぶ方式で、自由設計の商品(アイスマートやグランスマート)と比べて大幅にコストを抑えられるのが最大の魅力です。
アイスマイルの基本スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 設計方式 | セミオーダー(約4,000プランから選択) |
| 坪単価 | 60〜70万円台 |
| 構法 | 2×6(外内ダブル断熱) |
| 断熱等級 | 等級6相当 |
| 耐震等級 | 等級3 |
| 全館床暖房 | 標準搭載 |
| 太陽光パネル | 標準搭載 |
| 打ち合わせ回数 | 原則3回 |
性能面は一条工務店の自由設計商品とほぼ同等です。断熱・気密・耐震・床暖房・太陽光と、一条の強みがすべて入って坪単価60万円台から。正直、コスパだけで見れば最強の商品です。
だからこそ我が家もアイスマイルから検討を始めました。
アイスマイルの5,000プランを検討した感想
良い間取りは確かにあった
最初に伝えておきたいのは5,000プランの中に良い間取りはたくさんあったということです。アイスマイルの間取り全体のクオリティは高く、「これなら住めるな」と思えるプランは複数見つかりました。高性能住宅が破格の値段で手に入りますし、設計士が作成しただけあってハズレの少ないプランが多々掲載されていました。気に入ったプランがあれば、アイスマイルはとても良い選択だと今でも感じています。
実際に我が家が「いいな」と思った間取りプランがこちらです。
かなり理想に近く、リビングがそれなりに広く、廊下も少なめ、1F奥に1部屋(若いうちは趣味部屋、老後は寝室)、シューズクロークあり、2階に4部屋、場所は気に入らないがウォークインクローゼットがある…などなど、我が家の場合はかなりの条件を満たせていましたが、それでも最低限これは譲れないと思ったポイントを満たした間取りではありませんでした。

💬 ただし5,000プランすべてが候補になるわけではない
5,000プランと聞くと選び放題に思えますが、実際には「平屋か2階建てか」「建坪」などの条件で絞ると候補は大幅に減ります。我が家の条件で絞ると、選択肢に入るプランは100プラン程度でした。その中から理想に近いものを探していく作業は、大変でしたが楽しい時間でもありました。
アイスマイルをやめた5つの理由
良い間取りはあったのに、なぜやめたのか。それは「個々の条件を満たすプランはあっても、5つの条件を全て満たすプランが1つもなかった」からです。
① 1階トイレの位置
家族5人で暮らす我が家にとって、1階のトイレの位置は重要でした。リビングから近すぎると音が気になりますし、遠すぎると不便です。来客時にも気を遣わない位置に配置したかったのですが、理想の場所にトイレがあるプランは限られていました。
② 帰宅後の動線
玄関から手洗い・着替え・リビングまでの「帰宅動線」にこだわりがありました。特に子どもが3人いるため、帰宅後にスムーズに手を洗って着替えられる動線は譲れないポイントでした。この動線がしっくりくるプランはなかなか見つかりませんでした。
③ 脱衣場と洗面台を別にしたかった
家族が多い我が家では、誰かがお風呂に入っている間も洗面台を使いたい場面が日常的にあります。脱衣場と洗面台が同じ空間にある間取りだと、お風呂の時間帯に洗面台が使えなくなってしまいます。この「脱衣場と洗面台の分離」は家族5人の生活には欠かせない条件でしたが、規格プランでは分離されているものが少なかったです。
💬 上記のプラン
上記のプランでは、残念ながら脱衣場と洗面台が一緒になっていました。
④ ウォークインクローゼットの大きさと場所
収納の要であるウォークインクローゼット(WIC)は、大きさと配置場所の両方が重要です。寝室に隣接した十分な広さのWICが欲しかったのですが、プランによってはWICが小さかったり、使いにくい場所に配置されていたりしました。
💬 上記のプラン
これは妥協点にしても良かったのですが、できることなら1階にウォークインクローゼットがほしいと思っていました。洗濯物をすぐ隣のウォークインクローゼットに片付けれることに憧れました。
⑤ リビングの形
家族が集まるリビングは、家の中で最もこだわりたい空間です。長方形の使いやすい形で、十分な広さがあり、ダイニングとの関係も理想的なプランを探しましたが、上記の①〜④の条件と同時に満たすプランがありませんでした。
「80点の間取り」はあっても「100点の間取り」がない
トイレの位置が理想的なプランはあります。帰宅動線が良いプランもあります。脱衣場と洗面台が分離されたプランもあります。しかし、5つの条件が全て揃ったプランはありませんでした。これがアイスマイルをやめた最大の理由です。その代わりに高性能住宅が破格の値段で手に入りますし、設計士が作成しただけあってハズレの少ないプランが多々掲載されていました。
アイスマイルをやめた後の商品変遷
アイスマイルをやめた後、我が家は以下のように商品を変遷しました。
| 段階 | 商品 | 変更の理由 |
|---|---|---|
| 最初 | アイスマイル | コスパに惹かれて検討開始 |
| ↓ | アイスマイルプラス | 規格の制約を解消するため自由設計に |
| ↓ | アイスマート | 全館床暖房・グレイスシリーズの設備を入れたい |
| 最終 | グランスマート | オプションを盛るとほぼ同額 → 標準で揃うほうが合理的 |
自由設計にして良かったこと
最終的にグランスマート(自由設計)で建てた結果、アイスマイルでは実現できなかった5つの条件をすべて満たす間取りを実現できました。グランスマートにしても妥協したところはありますが、どうしても実現したかった5つの条件は満たすことができました。
1階のトイレは理想的な位置になりましたし、帰宅動線もスムーズ、脱衣場と洗面台は完全に分離、ウォークインクローゼットは1階にも大きいものを用意できましたし、リビングも理想の形で設計できましたし、玄関の位置も理想的でした。
もちろん自由設計にした分、費用は上がりました。しかし「毎日の暮らしやすさ」は間取りで決まるもの。ここに妥協しなくて本当に良かったと思っています。
→ アイスマートからグランスマートに変えた理由
→ グランスマートの坪単価・標準仕様・総額【実額公開】
アイスマイルが向いている人・向いていない人
アイスマイル自体は非常に良い商品です。やめた理由は我が家のこだわりが強すぎただけで、アイスマイルが合う人には最高の選択になると今でも感じています。規格住宅ではありますが、これだけのプランがあるなら準注文住宅といって良いほど選択肢があります。ハグミーよりは融通が効くことやオプションの幅が広いこともメリットです。
向いている人
| こんな人におすすめ | 理由 |
|---|---|
| コストを最優先にしたい | 坪単価60〜70万円台は一条工務店で最もお得な価格帯 |
| 間取りにそこまでこだわりがない | 4,000プランから選べれば十分という方にはぴったり |
| 打ち合わせの時間を取れない | 打ち合わせ3回で完結。忙しい方には大きなメリット |
| 家づくりで悩みたくない | 選択肢が絞られている分、決断がしやすい |
| 一条の性能を手軽に手に入れたい | 断熱・気密・耐震・床暖房すべて自由設計と同等 |
向いていない人
| こんな人には不向き | 代替案 |
|---|---|
| 間取りに複数のこだわりがある | 自由設計のアイスマート・グランスマートを検討 |
| 家族が多く生活動線を細かく設計したい | 自由設計で動線から間取りを起こすのがおすすめ |
| 脱衣場と洗面台を分離したいなど個別の要望がある | 規格プランでは対応しにくい要望は自由設計で |
| 設備やインテリアを自分で選びたい | グランスマートやナチュリアなど選択肢の広い商品 |
| 打ち合わせをじっくりしたい | 自由設計なら回数制限なく設計士と相談可能 |
まずはプランを見てから判断しよう
アイスマイルが合うかどうかは、実際にプランを見てみないとわかりません。営業担当に自分の希望を伝えて、とりあえずタブレットを借りてみるのが良いと思います。もし理想のプランが見つかれば、アイスマイルほどコスパの良い選択はありません。見つからなければ気に入らなかったところを整理して自由設計に切り替える、という進め方がおすすめです。
とりあえずアイスマイルのプランをちょっとでも見てみたいと思う方は、一部のプランだけではありますが、下記アイスマイルのページから「厳選プラン集」を選択すれば閲覧可能です。

よくある質問(FAQ)
Q. アイスマイルから途中でアイスマートに変更できますか?
A. はい、可能です。我が家も検討段階でアイスマイル → アイスマイルプラス → アイスマート → グランスマートと変更しました。契約前であれば商品変更に追加費用はかかりません。
Q. アイスマイルとアイスマートの性能差はありますか?
A. どちらも2×6工法の外内ダブル断熱で、断熱・気密・耐震性能はほぼ同等ですが、アイスマートのほうが断熱等級7以上保証などで若干性能は良いです。設計方式(規格 vs 自由設計)と設備のグレードもアイスマートのほうが良いです。その分、坪単価はアイスマイルのほうが低いです。
【2026年最新】一条工務店の商品ラインナップ全比較|坪単価・性能・選び方を施主が解説
Q. アイスマイルプラスとは何ですか?
A. アイスマイルと同等のグレードで自由設計ができる商品です。ただし、一部地域・棟数限定での展開で、2024時点では取り扱いがありましたが、現在は公式には販売されていない可能性があります。取り扱いがあるかどうかは営業担当に確認してみてください。
Q. アイスマイルでも紹介制度は使えますか?
A. アイスマイルでは紹介制度によるオプションプレゼントは適用外ですが、紹介制度自体は利用可能です。この場合、優秀な営業担当がつくこと、QUOカードがもらえるというメリットはあります。親族割引や法人割引は適用可能です。
なお、最初はアイスマイルのつもりでも、後日他のグレードに変更する可能性もありますので、事前に紹介制度を利用しておくのがおすすめです。一条工務店は私たちも紹介可能です。よろしければご連絡ください。
この記事のまとめ
- アイスマイルの5,000プランには良い間取りもたくさんあった
- やめた理由は、5つのこだわり条件(トイレの位置・帰宅動線・脱衣洗面分離・WIC・リビングの形)が全て揃うプランがなかったから
- 「80点の間取り」はあっても「100点の間取り」がないのが規格住宅の限界
- 最終的にグランスマート(自由設計)で全ての条件を実現できた
- アイスマイル自体は良い商品。間取りにこだわりが少ない方にはコスパ最強です
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