一条工務店で家づくりを進めていくと、多くの人がぶつかるのが「アイスマートとグランスマート、どちらにすべきか」という問題です。
我が家もまさにその問題に直面しました。最初はコストを抑えるためにアイスマートで検討していましたが、最終的にはグランスマートに変更して契約しました。
この記事では、なぜアイスマートからグランスマートに変えたのか、実際のオプション価格を比較しながらその理由を解説します。
✅ この記事の結論
アイスマートとグランスマートは断熱・気密性能は同じです。違いは設備やデザインのグレード。アイスマートにハイドロテクトタイルやモクリアなど人気オプションを追加すると、グランスマートの坪単価とほぼ同額になります。「オプションを盛るならグランスマートのほうが合理的」というのが我が家の結論でした。
この記事の内容
- 我が家の商品変遷(アイスマイル→ グランスマート)
- アイスマートとグランスマートの基本スペック比較
- アイスマートにオプションを追加するとどうなるか
- グランスマートに変えた3つの決め手
- グランスマートにして良かったこと・注意点
- アイスマートが向いている人・グランスマートが向いている人
- よくある質問(FAQ)
我が家の商品変遷(アイスマイル→ グランスマート)
我が家は最初からグランスマートを選んだわけではありません。検討段階で商品を4回も変更しています。
| 段階 | 検討した商品 | 変更した理由 |
|---|---|---|
| 最初 | アイスマイル | コストを抑えたかった |
| ↓ | アイスマイルプラス | もう少し間取りの自由度が欲しい |
| ↓ | アイスマート | 全館床暖房・グレイスシリーズの設備を入れたい |
| 最終 | グランスマート | オプションを盛ると同額 → 標準で全部揃うほうが合理的 |
アイスマートとグランスマートの基本スペック比較
アイスマートとグランスマートの基本スペックの違いを整理しておきます。
| 項目 | アイスマート | グランスマート |
|---|---|---|
| 構法 | 2×6(外内ダブル断熱) | 2×6(外内ダブル断熱) |
| 断熱等級 | 等級7 | 等級7 |
| UA値 | 0.25以下 | 0.25以下 |
| 全館床暖房 | 標準 | 標準 |
| 耐震等級 | 等級3 | 等級3 |
| 天井高 | 2m40cm | 2m40cm |
| 坪単価目安 | 約80〜82万円 | 約83〜85万円 |
| 坪単価差 | 約2〜3万円/坪 | |
ご覧のとおり、断熱・気密・耐震の性能はまったく同じです。違いは設備やデザインのグレードだけ。坪単価の差は約2〜3万円で、建坪35坪なら70万〜105万円程度の差になります。
| 設備・仕様 | アイスマート | グランスマート |
|---|---|---|
| 外壁タイル | 石目調ボーダータイル(標準) (ハイドロテクトタイルは坪1.3万円のオプション) | ハイドロテクトタイル(標準) |
| 床材 | EBコートフローリング(標準) (モクリアは坪8,000円のオプション) | モクリアフローリング(標準) |
| バス | スマートバス (グレイスバスはオプション) | グレイスバス |
| キッチン | スマートキッチン (グレイスキッチンはオプション) | グレイスキッチン |
| 洗面台 | スマートシリーズ (グレイスドレッサーはオプション) | グレイスドレッサー |
| 石目調フローリング | オプション | 標準 |
| パラペットルーフ | 採用不可 | 標準 |
設備・仕様の6つの違い
💬 補足
ハイドロテクトタイルとモクリアフローリングは、一条工務店の多くの施主が採用する人気設備です。アイスマートで建てる場合も、ほとんどの方がオプションで追加しています。
アイスマートにオプションを追加するとどうなるか
ここが記事の核心です。アイスマートに人気オプションを追加した場合、坪あたりのコストがどれだけ上がるかを計算してみましょう。
| オプション | 坪あたり費用 | 35坪の場合 |
|---|---|---|
| ハイドロテクトタイル | 約13,000円/坪 | 約455,000円 |
| モクリアフローリング | 約8,000円/坪 | 約280,000円 |
| 合計(坪あたり追加) | 約21,000円/坪 | 約735,000円 |
ハイドロテクトタイルとモクリアだけで坪あたり約2.1万円のオプション費用が加算されます。これに石目調フローリングなどを加えると、坪あたりの追加コストはさらに膨らみます。
一方、アイスマートとグランスマートの坪単価差は約2〜3万円です。つまりハイドロテクトタイルとモクリアを追加した時点で、グランスマートの坪単価とほぼ同額になってしまいます。他にグランシリーズの住宅設備を検討しているなら、グランスマートのほうがお得になります。
計算してみると…
アイスマート坪単価(約80万円)+ ハイドロテクトタイル+モクリア(約2.1万円)= 約82.1万円/坪
グランスマート坪単価 = 約83〜85万円/坪
差額はわずか1〜3万円/坪。この差額で、グレイスキッチン・グレイスドレッサー・石目調フローリング・パラペットルーフが標準で付いてきます。
グランスマートに変えた3つの決め手
① オプションを足した総額がほぼ同じだった
上で解説したとおり、アイスマートにハイドロテクトタイルとモクリアを追加すると、グランスマートの坪単価とほぼ変わりません。それなら最初から全部標準仕様に含まれているグランスマートのほうが、打ち合わせもシンプルになると考えました。
② グレイスシリーズのキッチン・洗面台が魅力的だった
展示場でグレイスキッチンとグレイスドレッサーの見た目が良いことももちろんのこと、グレイスキッチンを採用するとパナソニックのフロントオープン食洗機を付けれることが魅力的でした。毎日使うキッチンと洗面台のグレードが上がるなら、坪単価の差額は十分に価値があると判断しました。
③ パラペットルーフで外観の印象が大きく変わる
パラペットルーフはグランスマートだけの標準仕様で、アイスマートでは採用できません。1階と2階の間に設置することで建物に凹凸感が生まれ、外観の印象が大きく変わります。「一条工務店の家はどれも同じに見える」という声もありますが、パラペットルーフがあると個性が出ます。我が家は採用しませんでしたが、外壁にアクセントが欲しい人の選択肢の一つです。
グランスマートにして良かったこと・注意点
良かったこと
打ち合わせがしっかりできたのは大きなメリットでした。アイスマイルやハグミーだと打ち合わせの回数がもっと少なかったようですし、アイスマートだと今のままのグレードかもっとグレードを上げるかで悩んだと思います。
また、モクリアフローリングは実際に住んでみると素足で歩いたときの質感が本当に良いです。毎日の暮らしで実感できる部分なので、ここにお金をかけて正解でした。
注意点
グレイスシリーズが不要な方には割高になります。シンプルなスマートシリーズのキッチンで十分という方や、ハイドロテクトタイルを採用しない方は、アイスマートのほうがコストパフォーマンスが良いです。
また、グランスマートでも標準仕様でないものは当然ですがオプション費用は別途かかります。標準仕様が充実しているとはいえ、我が家のオプション総額は2,436,910円でした。グランスマートを選んだからといって、オプション費用がゼロになるわけではありません。
アイスマートが向いている人・グランスマートが向いている人
アイスマートが向いている人
| こんな人におすすめ | 理由 |
|---|---|
| ハイドロテクトタイルを採用しない | 標準の石目調ボーダータイルで十分なら差額が大きい |
| EBコートフローリングで問題ない | モクリアを入れない分、坪単価が安くなる |
| シンプルモダンなデザインが好き | スマートシリーズの洗練された雰囲気が合う |
| とにかくコストを抑えたい | 性能は同じなので、設備の差を許容すれば節約できる |
グランスマートが向いている人
| こんな人におすすめ | 理由 |
|---|---|
| ハイドロテクトタイル+モクリアを入れたい | オプションで追加すると坪単価がほぼ同額になる |
| グレイスシリーズのキッチン・洗面台が欲しい | 標準で採用できるのはグランスマートだけ |
| 外観にこだわりたい | パラペットルーフやグレイスタイルで差別化できる |
| 打ち合わせをシンプルにしたい | 標準仕様が充実しているため、選択肢で悩む場面が減る |
💬 迷ったら試算してみよう
アイスマートに付けたいオプションをリストアップして、坪あたりの追加費用を計算してみてください。追加費用が坪2万円を超えるなら、グランスマートのほうが合理的です。営業担当に「アイスマートにこのオプションを付けた場合と、グランスマートの見積もりを両方ください」と頼むのがおすすめです。我が家はアイスマイル、アイスマート、グランスマートの見積もりを取ったので営業担当の方にはお手数をおかけしましたが、快く対応くださいました。
よくある質問(FAQ)
Q. 契約後にアイスマートからグランスマートに変更できますか?
A. はい、着工前であれば商品変更は可能です。ただし差額が発生しますので、変更前に見積もりを確認しましょう。我が家も検討段階で複数回変更しましたが、契約前に最終決定したため追加費用はかかりませんでした。
Q. 断熱性能や気密性能に違いはありますか?
A. ありません。どちらも2×6工法の外内ダブル断熱構法で、断熱等級7・UA値0.25以下です。我が家(グランスマート)の実測値はUA値0.18、C値0.40でしたが、アイスマートでも同等の数値が出ます。
Q. グランスマートでもさらにオプションは必要ですか?
A. はい、標準仕様が充実しているとはいえ、カップボードやカーテン、タッチレス水栓など、追加したいオプションは出てきます。我が家の場合はオプション全44項目で総額2,436,910円でした。
Q. アイスマートとグランスマート以外の選択肢は?
A. デザインを重視するならグランセゾン(木造軸組工法で天井高2m65cm)、コスパ重視ならアイキューブ、最もコストを抑えたいならハグミーも選択肢になります。
この記事のまとめ
- アイスマートとグランスマートの断熱・気密性能は同じ。違いは設備・デザインのグレード
- 坪単価差は約2〜3万円だが、アイスマートにハイドロテクトタイル+モクリアを追加するとほぼ同額に
- グレイスシリーズのキッチン・洗面台やパラペットルーフはグランスマートだけの特権
- 「追加オプションが坪2万円を超えるならグランスマート」が判断基準
- 我が家はi-smile → i-smart → グランスマートと変遷。オプションを盛るなら標準で揃うグランスマートが合理的
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