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ヤマト住建をやめた理由3つ|一条工務店と比較した施主が見積もりとともに正直に語る

ヤマト住建をやめた理由3つ|最終候補3社から一条工務店を選んだ施主が資金計画メモとともに正直に解説 ハウスメーカー比較
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ヤマト住建は、高断熱・制震・ZEH住宅を手がける兵庫県発のハウスメーカーです。特に「エネージュ」シリーズの高い断熱性能と、制震ダンパー「エヴォルツ」による地震対策は業界でも評価されています。

我が家はハウスメーカー選びの序盤にヤマト住建を訪れ、体感コーナーの見学から資金計画のメモまでもらう段階まで検討しました。それでも最終的に、我が家は一条工務店のグランスマートを選びました。この記事では、ヤマト住建をやめた理由3つを、資金計画メモとあわせて正直にお話しします。

✅ この記事の結論
我が家がヤマト住建をやめた理由は、①断熱性能が一条工務店に一歩劣る②想像より高く3社で最も割高だった③他社を否定する営業スタイルの3つです。ただし、免震構造の実体験は3社の中で唯一の感動体験でしたし、担当者の人柄はとても好印象でした。
ヤマト住建自体の性能は高く、屋上庭園を活かせるなら十分選ぶ価値あり。

この記事の内容

  1. 前提:ヤマト住建は最終候補3社のひとつだった
  2. やめた理由①:断熱性能で一条工務店に届かなかった
  3. やめた理由②:3社で最も高かった〜資金計画メモ公開
  4. やめた理由③:商品説明のわかりにくさと他社否定の営業
  5. ヤマト住建の良かったところ
  6. ヤマト住建が向いている人・向いていない人

前提:ヤマト住建は最終候補3社のひとつだった

我が家のハウスメーカー選びのタイムラインは、かなりスピーディーでした。

  • 6月6日:アイ工務店・タマホームを見学
  • 6月8日:ヤマト住建を見学(免震体感コーナーも案内いただきました)
  • 6月9日:地元工務店を見学
  • 6月15日:一条工務店を見学、ヤマト住建のモデルハウス体験
  • 6月20日:ヤマト住建打ち合わせ
  • 6月23日:一条工務店に決定。アイ工務店・ヤマト住建にはお断りの連絡

わずか2週間の比較でしたが、アイ工務店の所長さんからいただいた「比較するなら似た会社に絞りなさい」というアドバイスに従い、木造・高断熱の3社(一条工務店・アイ工務店・ヤマト住建)に絞って集中的に検討しました。

最終候補3社比較〜一条工務店・アイ工務店・ヤマト住建

やめた理由①:断熱性能で一条工務店に届かなかった

我が家にとって、住宅性能は最重要の判断基準でした。3社の断熱性能を数値で比較すると、差は明確です。

項目ヤマト住建(エネージュN+)一条工務店(グランスマート)
断熱等級等級6相当等級7(HEAT20 G3相当)
UA値0.28前後(カタログ値)0.18(我が家の実測値)
C値公称1.0以下0.40(我が家の実測値)
全棟気密測定記載なし○(全棟実施)
換気システム第1種熱交換換気ロスガード90(熱交換率90%)

ヤマト住建のエネージュシリーズも断熱等級6相当と高い水準ですが、一条工務店のグランスマートは断熱等級7(UA値0.18実測)でワンランク上。気密性能でもC値0.40対1.0以下と差があり、全棟気密測定を標準で実施している点でも一条工務店に安心感がありました。

💬 ヤマト住建にも上位商品はある
ヤマト住建にはエネージュG3+(断熱等級7対応)というさらに上位の商品もあります。ただし当然その分価格も上がります。36坪だと約300万円ほど高くなります。その代わりに住宅性能はグランスマートに匹敵するものとなります。我が家が提案を受けたのはエネージュN+(36坪)で、この商品と一条工務店を比較した結果です。

一条工務店の断熱性能を詳しく解説〜UA値0.18・C値0.40

やめた理由②:3社で最も高かった〜見積もりメモ

ヤマト住建に対して我が家が持っていたイメージは、「一条工務店やアイ工務店より少し安く、コスパが良い」というもの。しかし実際に資金計画を出してもらうと、3社の中で最も高いという想定外の結果でした。

ヤマト住建の見積もりメモ(エネージュN+・36坪)

なお、ヤマト住建ではからは3回ほど打ち合わせた時点でも正式な見積書ではなく、手書きの見積もりメモだけでした。そのあたりも不満点だったと思います。

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転載しないでくださいね。

項目金額
本体2,400万円
オプション150万円
付帯工事200万円
必要費用140万円
建確・長期優良住宅85万円
小計(税抜)2,975万円
消費税297.5万円
建物関連 税込小計3,272.5万円
解体費200万円
外構費150万円
エアコン50万円
照明・カーテン35万円
登記費用35万円
銀行費用25万円
火災保険15万円
地盤改良80万円
その他30万円
諸費用 小計620万円
合計約3,893万円

条件を揃えると3社で最高額に

一見すると約3,893万円で3社の中では安く見えます。しかし、しっかり調べると大きな落とし穴が2つありました。契約前に気がつけて良かったと思います。

  • 外構費が150万円と極端に低い:一条工務店の見積もりは外構450万円。条件を揃えると+300万円で約4,200万円
  • 太陽光発電が含まれていない:ヤマト住建の太陽光はとても高く、通常は5kwh程度で、私の見積もりでは9.7kw程度+蓄電池7kwhで480万円ほどでした。営業担当からは一条工務店と同程度の容量を付けようとすると600万円ほどは覚悟する必要があると言われていました。「ゼロエネルギー住宅」に力を入れている会社ではありますが、屋上庭園が売りの一つということもあり、あまり強くない分野なのかもしれません。

これだけで約4,800万円。これでグレードは一番上ではなく、真ん中くらいのグレードでした。さらに決定的なのは、この金額が36坪の見積もりだということです。一条工務店やアイ工務店の見積もりは38坪前後で出ていたため、坪数を揃えるとヤマト住建はさらに高くなります。

項目ヤマト住建(36坪)アイ工務店(37.3坪)一条工務店(38.4坪)
見積もり額約3,893万円約4,374万円約4,504万円
外構を450万に揃えた場合約4,200万円約4,500万円約4,500万円
太陽光等を追加した場合約4,800万円約4,500万円約4,500万円
坪数36坪(他社より小さい)37.3坪38.4坪
断熱等級等級6等級6等級7
全館床暖房なしなし標準
外壁サイディングサイディングハイドロテクトタイル

36坪で約4,800万円。38坪に揃えればさらに高くなり5000万円が見えてくる・・・。にもかかわらず、断熱等級は6、全館床暖房もタイル外壁もなし。オプションもほとんど付けていない見積もりです。同じ金額で断熱等級7・全館床暖房・大容量太陽光+蓄電池・タイル外壁がすべて含まれる一条工務店と比べると、我が家の条件では割高と言わざるを得ませんでした。

💬正式見積もりではない点にご注意
上記はあくまで展示場でいただいた手書きの資金計画メモであり、正式な見積書ではありません。打ち合わせを重ねれば金額が変わる可能性はありますし、一条工務店と異なり値引き交渉も可能だと思います。ただ、3回の打ち合わせ時点で正式な見積もりが出てこなかった点は、他2社(初回〜数回で資金計画書を作成)と比べると気になりました。その割に契約を最も急いでいたのはヤマト住建で、契約を全く急かしていなかったのが一条工務店でした。

一条工務店グランスマートの見積もり全公開はこちら

やめた理由③:商品説明のわかりにくさと他社否定の営業

3つ目は、打ち合わせの中で感じた2つの違和感です。

商品ラインナップの説明がはぐらかされた

ヤマト住建にはエネージュシリーズとして複数の商品がありますが、打ち合わせの中で商品ラインナップの全体像をしっかり説明してもらえませんでした。結局、エネージュG3の話のみ伺えたものの、それ以外の商品との違いや、我が家に合った商品はどれなのかの提案は曖昧なまま。こちらから聞いても核心を避けるような印象でした。

一条工務店ではタブレットで間取りプランを即座に見せてもらえたり、迅速に見積金額や参考の図面を頂けたのと比べると、比較検討のための情報提供という面ではやや物足りなさを感じました。

他社を否定する営業スタイル

これはアイ工務店と同様ですが、ヤマト住建でも他社の欠点を挙げて自社を良く見せるスタイルの営業がありました。

数千万円の買い物で比較検討は当たり前。ヤマト住建ならではの強みもあったので、他社を否定するよりも、「うちの強みはここで、弱みはここ。それでもお客様の優先順位に合うのはうちです」と伝えてくれる営業のほうが信頼できるというのが我が家の感覚です。

📚 他社でも同じ傾向が?
アイ工務店の記事でも同じことを書きましたが、正直なところ他社否定の営業スタイルは業界全体の問題かもしれません。他にも何社か巡りましたが、スウェーデンハウスやミツイホームや地元の工務店などでも同様に他社否定の声がありました。タマホームや積水ハウスの営業など、他社否定をしない営業もいました。いずれにせよハウスメーカーの営業に何を言われても、必ず自分の目で複数社を比較してください。

ヤマト住建の良かったところ

やめた理由ばかり書いてきましたが、ヤマト住建にも良いところはたくさんありました。

  • 免震構造の体感が素晴らしかった:3社の中で唯一、制震ダンパー「エヴォルツ」の効果を実際に体験できました。揺れの差を体で感じられるのは非常にわかりやすく、「地震対策にここまで力を入れているのか」と感動しました。免震・制震にこだわるなら、ヤマト住建は一見の価値があります。
  • 屋上庭園が唯一無二:3社の中で唯一、屋上庭園に強みがありました。魅力的ではあったのですが、ベランダと同様に手間がかかりそうなこと、太陽光パネルと競合すること、街中でもそれなりの庭が確保できたことから採用に後ろ向きでした。首都圏のような人口密集地だとかなり魅力的かもしれません。
  • 担当者の人柄がとても良かった:子供好きの担当者で、家族連れで訪問した我が家にとって好印象でした。営業としての姿勢を別にすれば、人柄は3社の中で最も温かみがありました
  • 日本の職人育成・確保に積極的:個人的にこれからの時代ではとても大事なことだと思います。共栄会で大工などの協力業者と協力体制を築いたり、定期的に安全講習や技術向上の勉強会や研修を開いています。一条工務店は住宅の工業化というアプローチで住宅性能の標準化を達成しましたが、施工管理という点ではヤマト住建に強みがありそうに感じました。
  • 手軽な体感コーナーの充実:断熱性能の差を体感できるコーナーが営業所にあったり、免震・制震構造を体験できる設備が営業所にあり、ヤマト住建の家づくりへのこだわりを手軽に体験できました
  • ZEH住宅への取り組み:全棟ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を推進しており、省エネ性能への意識は高いと感じました。BELS認定も全棟標準です。
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出典:ヤマト住建「屋上庭園」(ヤマト住建公式サイト)

ヤマト住建が向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
地震対策(制震・免震)を最優先したい断熱等級7(最高水準)にこだわりたい
屋上庭園を採用したい太陽光パネルを採用したい
ZEH住宅で省エネに力を入れたい全館床暖房やタイル外壁が標準で欲しい
じっくり打ち合わせを重ねたい初回から明確な見積もりや商品提案が欲しい
エネージュG3で断熱等級7を目指したい設備込みの総額コスパを重視したい

よくある質問(FAQ)

Q. ヤマト住建は悪い会社ですか?

A. いいえ。制震・免震技術は業界でもトップクラスですし、担当者の人柄も良く、体感コーナーの充実度は3社で一番でした。この記事はあくまで「我が家の条件と優先順位では一条工務店が合っていた」という話です。

Q. ヤマト住建は本当に高いのですか?

A. 我が家が提案を受けたエネージュN+(36坪)では、外構や太陽光の条件を揃えると3社の中で最も割高でした。コストパフォーマンスに優れる会社ですが、それぞれの会社によって強み弱みがあることを示す顕著な例だと思いました。太陽光発電を採用せずに屋上庭園を採用するなら有力候補だったと思います。必ずご自身の条件で各社の見積もりを取ってください。

Q. ヤマト住建のエネージュG3は断熱等級7に対応していますか?

A. はい。エネージュG3はHEAT20 G3基準(断熱等級7相当)に対応したヤマト住建の最上位商品です。ただし我が家が提案を受けたのはエネージュN+(断熱等級6相当)でした。G3にした場合は価格がさらに上がります。

この記事のまとめ

  • ヤマト住建は最終候補3社のひとつで、体感コーナーまで見学した
  • やめた理由①:断熱性能で一条工務店に明確な差があった(等級6 vs 等級7)
  • やめた理由②:条件を揃えて比較すると3社で最も割高。しかも36坪と他社より小さい
  • やめた理由③:商品説明がはぐらかされ、他社否定の営業スタイルもあった
  • ただし免震体験は3社で唯一の感動体験。地震対策重視なら見学の価値あり
  • 必ず複数社で見積もりを取り、同じ条件で比較することが大切

🏡 後悔しない家づくりのために

我が家のように、「安いと思っていた会社が実は最も高かった」ということは珍しくありません。先入観を捨てて、必ず同じ条件で複数社の見積もりを取り寄せてください。

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